【アスペクトを知る】月と冥王星からわかる性格は?

月と冥王星のアスペクト

内面を表す「月」と強烈なパワーを示す「冥王星」の組み合わせです。

自分の意思でコントロールすることが難しいアスペクトですが、使いこなすのが難しい分、努力に見合う結果が与えられます。

強い意志と、カリスマ性を表すアスペクトです。

 

 月と冥王星 0度 コンジャンクション

2つの天体がホロスコープ上でぴったり重なる状態をコンジャンクション(合)と呼びます。

内面を表す「月」と強烈なパワーを持つ「冥王星」が重なっています。

このアスペクトを持つ人は、非常に強い感情を秘めた人です。

普段は冷静で落ち着いた印象を与えますが、ある時、自分ではコントロール出来ないような強い感情を示すことがあるでしょう。

月と冥王星の組み合わせは「支配」という言葉に縁があるアスペクトです。

幼少期に家族から、ああしろ、こうしろと支配的に育てられた経験や、自由に生きられなかったトラウマがあるかもしれません。

(それは前世から来ているトラウマだという解釈もあります)

それなので、誰からの支配も受けたくない、という気持ちを人一倍強く持っています。

他人があなたの邪魔をしている感じたときは、感情の爆発が起こるかもしれません。

心を落ち着けるためにも、少しずつ心の傷を癒やしながら、感情のコントロールを意識してみましょう。

冥王星のエネルギーを上手く使うことができれば、並外れた集中力や思考力が生まれます。

さらにこのアスペクトを持つ人は、類い希な直感力に恵まれるでしょう。

「冥王星」は人間が持つ暗い面、または裏の顔にフォーカスする天体であり、「月」が組み合わさると、相手の心を読み取る力が生まれます。

相手が口に出さなくても、心に思っていることや、行動に隠された心理が手に取るようにわかるでしょう。

時には、相手から心の内を隠されたり、嘘をつかれたり、普通だったらみえないものに気づくこともあります。

しかし、このアスペクトを持つ人は、それで相手を責めようとは思わないでしょう。

相手がどうしてそうしたのか、何を恐れてその行動に出たのかを、偏見なく理解しようとする人です。

心理学と関わる分野では、特に才能を発揮出来そうです。

どのような仕事に就いても、「冥王星」による特別な力をつかうことになるでしょう。

 

 月と冥王星 120度 トライン 

「月」と「冥王星」が調和の取れた角度で結ばれています。

難しい天体同士の組み合わせでも、トラインではうまくバランスを取ることができます。

逆境に強い性格なので、挑戦したいことにはどんどん取り組んでいけるでしょう。

挑戦は困難であるほど面白いと感じるかもしれません。

チャレンジ精神旺盛な性格なので、成功している人に多く見られるアスペクトです。

パワーあふれる人ですから、周りの人たちにも新しいことに挑戦する勇気を与えます。

組織の中では、チームを鼓舞する素晴らしいリーダーとなるでしょう。

さらにこのアスペクトを持つ人は、鋭い直感力にも恵まれています。

何事にも勘が働くので、ビジネスチャンスを掴んだり、リスクを未然に防いだり出来そうです。

また、話している相手がなにを考えているのか、なんとなく分かることができるでしょう。

交渉やコミュニケーションなど、あらゆるビジネスシーンで直感力を発揮できそうです。

実際にとても優秀な人なので、自分でも自信をもっているでしょう。

しかし、それ故に周りの人と距離を感じることがあるかもしれません。

誰とでも仲良く出来る人ですが、心を許すのはごくわずかな人だけです。

冷静な態度の裏に、強烈な感情を秘めています。

あふれでる情熱や感情を隠そうとしますが、同時にそれを分かち合える相手を求めています。

 

 月と冥王星 90度 スクエア

天体同士が90度の角度に位置すると、緊張感のある関係になります。

月と冥王星のスクエアは、極端な感情表現を表します。

強烈な感情をおさえることが、ときどき難しく感じられるかもしれません。

そのせいで時には人と衝突してしまうこともあるでしょう。

月と冥王星のスクエアは、心に何らかの傷を負っている人みられるアスペクトといわれています。

それは家系や家族に関係している場合が多いようです。

家族間のトラブル、または意見が衝突したという経験がトラウマとなって、誰かと意見がぶつかるたびに、強い感情が湧き上がることがあります。

そのせいで、あなたに対して変化をもたらす人や、アドバイスしてくる人が苦手かもしれません。

子供の頃に、家族があなたを変えようとしてきたことを思い出してしまうからです。

ですが、時にはすぐに拒絶してしまわず、アドバイスを聞いてみるのも良いかもしれません。

自分の中にある様々な感情を把握しながら、心を少しずつコントロールしていきましょう。

自身の感情やトラウマを「手放す」ことが、冥王星の支配から逃れる道です。

冥王星に関係していることは、とにかく時間がかかるので、すぐに克服するのは難しいかもしれません。

しかし、新しい自分に生まれ変わることを、このアスペクトは積極的に応援しています。

困難な状況を乗り越えてた経験が、何事にも対応できる力に変わるのです。

そのようにして、焦らずゆっくりと進んでいくことで大きな実りを得られます。

やりたいことを見つけたときには、天性のカリスマ性を発揮できるでしょう。

 

 月と冥王星 180度 オポジション

天体同士が180度で、向き合うように位置するアスペクトがオポジションです。

月と冥王星のオポジションは、強烈で複雑な感情を表します。

自分では抑えられないほどの、激しい感情が湧き上がることがあるでしょう。

それを人には秘密にしておきたいと思いながらも、誰かと共有したいという矛盾が起こります。

そもそも「月」は安らぎを求める天体なのに対して、「冥王星」は現状を捨てて強くなろうとする天体です。

心を打ち明けてもっと周りの人と親しくなりたいという気持ちと、人となれ合うことで弱くなりたくないという気持ちの両方を抱えています。

それなので何かをしていても、楽しくて気分が良いときと、今日は誰とも話したくない……というような感情が交互にやってくるようです。

感情が複雑に働くため、モチベーションを保つのが難しく感じられるかもしれません。

また、人の感情に対しても非常に敏感なので、無意識のうちに相手の心を読むことがあります。

相手が隠している感情までも受け取ってしまい、そのせいで人知れず傷ついたり、相手が信頼出来なくなることがあるでしょう。

そんな時は、できる限り客観的な視点をもつようにしましょう。

相手がどう感じたとしても、そのせいであなたが感情を抑えたり、過度に気をつけたりする必要はありません。

他人よりも自分の気持ちを優先できるように、今感じていることを少しでも信頼出来る人に話してみましょう。

もともとエネルギッシュな人なので、ポジティブな気分になれれば大きな力を発揮できます。

仕事や創作活動など、情熱を注ぐ先をみつけることでカリスマ性を発揮出来るでしょう。