1ハウスに「月」がある人の性格は?

1ハウスの意味

ホロスコープでは、360度の円を12等分し、それぞれをハウスと呼びます。

各ハウスには、特定のテーマが関連していて、そのハウスに位置する天体星座は、そのテーマに影響を及ぼすといわれています。

天体が配置されるハウスはその人にとって重要な意味を持ちます。

 

最初のハウスである「1ハウス」は、アセンダント(生まれた瞬間に東の地平線に昇っていた星座)が位置する場所であり、わたしたちが自分自身を表現する場所です。

自分はなにが得意で、周囲にどんな影響を与えるのかなど、自分自身と向き合い、「自分」という存在を世界に表現しようとする場所です。

1ハウスに天体がある人は、その天体、またその天体の星座の影響を受けながら、より明確に自分を表現しようとします。

 

1ハウスの月

1ハウスは、「自分自身」を象徴する重要なハウスです。

また、占星術における月は「感情」を司る天体とされます。

ホロスコープ上で1ハウスと月が重なる人は、繊細な感情の持ち主です。

社交的で温かく、人を大切にする一方、内面には傷つきやすく、ナイーブな感情を隠しています。

複雑で深い性格を秘めた、月が1ハウスにある人の性格について詳しくみていきましょう。

 

①感情

月が1ハウスにある人は、とても感情豊かです。

さまざまな状況に対して感情が大きく反応し、物事を感情的に解釈することが多いです。

共感力を持って人と接することができるので、人の気持ちをよく理解することができます。

コミュニケーションを取りながら、高い協調性を発揮します。

また、芸術的な表現に豊かな感情を込めることもあるでしょう。

 

あふれ出る感情は間違いなく素晴らしい特質ですが、その一方で多くの1ハウス月の人は、感情のコントロールが難しいと感じることがあるようです。

感情は月の影響下にあり、月の満ち欠けのように変わりやすいものです。

気分が頻繁に変わることで、自分自身がその変動に振り回されてしまうこともあるでしょう。

さらに、周囲の人への関心も強いので、自分とは直接関係のない悩みも自分のことのように捉えてしまうことがあります。

そうなると、自分の問題と人の問題を同時に抱え込んで、感情がいっぱいになってしまうのです。

素晴らしい性質を活かすためにも、まずは感情のコントロールが大切です。

そうなれば、その共感力や感受性の強さを適切に発揮できるでしょう。

 

感情と上手に付き合うためには、以下のような点に気をつけると良いかもしれません。

・自分と人との間に境界線を引く
・ひとりになる時間を持つ
・自分の気持ちを人に話す
・月の周期を気にする
・趣味を楽しむ

月が1ハウスの人は、人に尽くしすぎてしまうことがあるので、まずは自分を最優先にする練習をしましょう。

人と適度な距離感を保ちつつ、時にはひとりになる時間を持ちましょう。

誰かと一緒にいたい時には、素直に自分の気持ちを表現してみることも大切です。

親しい人に心の内を話すことで、心が軽くなり癒やされるのを感じられるでしょう。

また、頻繁に変わる気分は月の周期と連動していることがあるので、心の状態と月の周期を照らし合わせるのも良さそうです。

そして、時間を忘れて打ち込める趣味があると、膨大な感情を上手に流せるでしょう。

いずれの方法も、自分を大切にする手助けとなります。

月が1ハウスの人は、常々人を助けたい支援したいと考えています。

まずは自分を大事にすることで、その想いの通り、今度は多くの人に優しさを届けることができるでしょう

 

②直感

月が1ハウスにある人には、非常に直感力が強いといわれています。

直感を頼りに正しい判断を下すことができ、時には未来の出来事を予測することもあります。

これは、無意識に周囲から多くの情報を集めていることが、その理由のひとつとされています。

月が1ハウスにある人は、周囲と溶け込むようにその場のエネルギーを吸収します。

場の雰囲気や、周囲の人の考えていることを無意識にキャッチできるのです。

状況を読み取る力に優れているので、新しい場所であっても、すぐに溶け込むことができます。

それなので、挑戦したいことがあればどんどん新しい世界に飛び込むと良いでしょう。

多くの1ハウス月の人は、個性を自由に表現したいと思っています。

自分にしかできないなにかを追求し、独自のアイディアやその豊かな想像力を世界に発信したいのです。

動き出すタイミングは、自身の直感が教えてくれるでしょう。

 

③同調する力

月が1ハウスにある人は、とても献身的で、人の世話をするのが好きです。

常に人の為にできることを考え、助けられることを探しています。

周囲の感情や状況に対して敏感なので、相手を自分のことのように考えることができるのです。

支援を必要としている人々をはじめ、地域社会さらには動物に対しても強い関心を持っています。

助ける対象があることで、月が1ハウスにある人のエネルギーはどんどん増していきます。

安らぎと安心を与えるための支援を惜しまないでしょう。

 

また、月が1ハウスにあることで、自分をどのように人に受け取られるかにより敏感になります。

その結果、その時に応じて自分のイメージを流動的に変えることができ、相手に合わせて様々な適応力を発揮するのです。

その雰囲気は、月の満ち欠けのように刻々と変わり、魅力的でありながらとてもミステリアスに映ります。

月が1ハウスにある人は、この「同調する力」を通じて人々の心に深い印象を残し、その感情を動かす力を秘めています

 

おわりに

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

今回は、月が1ハウスにある人の性格とその魅力についてご紹介しました。

このサイトでは月星座についても解説しています。ハウスを読み解く際にはぜひ月星座も組み合わせてご覧ください。