蠍座の月
水のエレメントである蠍座は、感情的なエネルギーが強い星座です。
蠍座に月がある人は、人と関わり、分かち合うことで、その膨大な感情のエネルギーを上手く使いこなせるようになります。
何事も全身全霊で取り組むドラマチックな星座です。
月星座・蠍座の性格
外見は穏やかでも、蠍座の内面は「荒れ狂う海」のように激しい感情が渦巻いています。
安心と快適さを求める「月」にとって、蠍座はやや落ち着きにくい環境となることがあります。
そもそも、「月」は心地よい環境が好きです。
暖かい日にはアイスを食べ、寒い日にはココアを飲むような、「快適さ」を月は望みます。
それに対し、蠍座の世界は毎日がサバイバルのようであり、ただ生き延びることを考えます。
必要最低限の物、最低限の栄養だけを摂取し、肉体的にも感情的にも強くなろうとする星座です。
だからこそ、蠍座はぬくぬく過ごそうとする「月」をより厳しい環境につれていきます。
月に蠍座がある人が、より過酷な挑戦を目指そうとするのはそのためです。
「月」は居心地の悪さを感じつつも、その分鍛え上げられるのです。
その結果、蠍座の月を持つ人は、たくましい印象を与えることになります。
決断力と忍耐力があり、情熱を持って自分の決めたことに取り組みます。
ただ、幼い頃から鍛えられていたせいか、大人になるにつれて、自分の弱さや感情を隠すようになります。
自分がとても繊細なことや、感受性が強いことを周囲に知られたくないからです。
そのため、身近な人でさえ、内面にこんなにも深い感情を持っていることに、気がつかないかもしれません。
蠍座の月を持つ人は、周囲が考えているよりも複雑な感情を抱え、夢に対する熱い思いを持っています。
自分の人生に責任を持ち、強い信念で自分だけの道を進んでいきます。
月星座・蠍座の魅力
カリスマ性と神秘的なオーラを感じさせる人です。
月蠍座の人が何を考えているのか、人々をどう思っているのか、ミステリアスな分だけ周りの人は興味をそそられます。
どこか近寄りがたいオーラと、謎めいた雰囲気で、さらに魅力的にみえるのです。
それでも、実際に話してみると、蠍座の月の人は非常にフレンドリーです。
人との深い関係を大切にするので、相手の相談にのったり、アドバイスしたりすることも惜しみません。
自ら進んで声をかけに行くことは少ないですが、周りの人が最初の一歩を踏み出してくれさえすれば、明るく、楽しい友人となるでしょう。
もし、さらに踏み込んで親しくしたいという人がいれば、そこからはかなりの忍耐と努力が必要です。
蠍座の月を持つ人は、長期的な関係を好み、理想的なパートナーや親友を探します。
誰かと感情的な絆を築くことで、居場所を作る星座ですから、求める人の基準が高く、簡単には心を許しません。
「正直さ」や「誠実さ」のない関係になるくらいなら、むしろ一人でいたいと思っています。
相手が嘘をついたり、裏切ったりしないか、そして思いやりを感じられるかなど、様々な項目を確認して、やっと信頼出来る人だと判断します。
そして一度愛すると決めたら、情熱の全てを注ぎ、生涯守り続けると心に決めるでしょう。
勇気があり、芯が強い人ですから、愛する人たちの心の支えになることができます。
直感力
蠍座の月を持つ人は、状況や人を直感的に読み取る能力に長けています。
相手の考えを素早く把握できるので、初対面の人でも考えていることがなんとなくわかります。
この類い希な直感的な能力は、幼い頃に開花することが多いようです。
危険を前もって察知したり、人によっては未来を夢に見ることもあるようです。
特に人を見る力に長けていて、直感で得た情報を元に、相手を分析することが得意です。
そのため、相手が何を望んでいるかを察し、それに応じた必要な助けを提供することができます。
また、美的感覚に優れているので、芸術を通じて才能を発揮することがあります。
芸術を通して、自分と同じような感情を抱えた人たちが癒やされることを望んでいます。
自らの経験や感情を芸術作品に反映させることで、人の心に響く作品を生み出すことができるでしょう。
おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございました。
今回は、月星座が蠍座の人の性格や魅力をご紹介しました。
月星座を読み解くうえで、ご参考になれば嬉しいです。
このサイトでは月のアスペクトについてもご紹介しているので、ぜひ合わせてご覧ください。