【アスペクトを知る】月と土星からわかる性格は?

月と土星のアスペクト

自分の内面を表す「月」と制限を表す「土星」の組み合わせです。

勤勉で責任感が強く、落ち着いた性格の人にみられるアスペクトです。

コンジャンクション、スクエア、オポジションのいずれかのアスペクトがある人は、幼少期に家族との関係で悩むかもしれません。

試練が多い分、乗り越えた時に得るものが多いアスペクトです。

 

 月と土星 0度 コンジャンクション(合)

2つの天体がホロスコープ上でぴったり重なる状態をコンジャンクション(合)と呼びます。

「土星」は私たちがひとりの大人として生きるための、責任や規律を司る天体です。

内面を表す「月」に「土星」が重なると、幼い頃から自分を見張る「目」が生まれます。

何に対してもきちんと取り組む、責任感の強い人になるでしょう。

外見からもスマートなオーラが漂うため、周りから自然と信頼される人です。

学ぶことにとても真面目で優秀ですが、自分に厳しすぎる面もあります。

月と土星の合を持つ人は、幼少期に厳しい環境で育つといわれています。

しつけや教育に厳しすぎる母親の元で育ったり、反対に親にあまり構ってもらえない幼少期を過ごしたかもしれません。

自分が親に甘えられなかったという自覚がない人もいるでしょう。

しかし、周りよりもずっと早く大人になる必要があったといえば、思い当たる節がある人が多いかもしれません。

思い返せば、年上の人と一緒にいる方が楽だったという人も多いようです。

人から評価され、必要とされることに満足を感じますが、反対に人から助けてもらうことは苦手で、自分だけ良い思いをすることに罪悪感を感じるかもしれません。

周りからはしっかりしているように見えても、本当はとても繊細で、なにかと心配事を抱えやすい性格です。

まずは自分が安心できる領域を広げることから始めましょう。

若いうちに苦労した分、どんどん楽になっていく運勢です。

自分を大切にすることで、人間関係もうまくいくようになります。

 

 月と土星 120度(トライン)

「月」と「土星」が調和の取れた角度で結ばれています。

幼い頃から家族への責任感の強い、家族想いな人です。

母親と良い関係を築いている人が多いので、年上の人と話すことが得意でしょう。

このアスペクトを持つ人は精神的にとても成熟した人です。

我慢強い性格で、感情的に怒ることは滅多にないでしょう。

どんなに大変な時でも冷静さを失わない姿は、周りに魅力的に映ります。

ただ、我慢のしすぎや、いつも自分だけを犠牲にしてしまうところは注意しましょう

他人の意見に左右されず、正しいことを行う強さはまさにリーダー向きの性格です。

伝統を重んじる一方でビジネスに対しては創造的なので、雇用されるより起業を意識するかもしれません。

そのほかにも、法律、医学、政治などあらゆる面で能力を発揮出来そうです。

土地と縁があるので 土地を扱う仕事に就いたり、個人的に土地を買うこともあるかもしれません。

生活は規則正しく、シンプルなルーティンを好みます。

 

 月と土星 90度(スクエア)

天体同士が90度の角度に位置すると、緊張感のある関係になります。

月と土星のスクエアは、幼少期にストレスの多い環境で育った人に多くみられます。

両親が決めた厳しいルールによって息苦しさを感じたり、反対に両親が忙しかったせいで、ひとりで過ごす時間が多かったかもしれません。

または、家庭内でお金の心配が耐えなかったという人もいます。

「月」はどうすれば私たちが安全でいられるのか、どうやって良い気持ちで過ごせるのかを考えます。

このアスペクトを持つ人は、土星の影響を受けて、自分を守るために早く大人になろうとします。

普通ならば親に甘えられる時期に、料理や掃除が出来なければならなかったなど、子供として過ごす間もなく、大人になったかもしれません。

幼い頃に苦労した分、社会に出てもすぐに仕事を覚え、周りの信頼感を得るでしょう。

常に最悪の状況を想定してから計画を立てるので、リスクマネジメントにも長けています。

仕事で成功しやすいアスペクトではありますが、働き過ぎには注意しましょう。

このアスペクトを持つ人は、子供の頃の経験によって、愛を得られるのは自分に何らかの価値があるからだ、と思う傾向があります。

そのせいで、仕事が楽しいからというよりは、「自分の価値を示さなければ」という恐れから、頑張りすぎてしまうことがあるようです。

自分はそのままで愛される存在だと気がつくことが、これからの学びになるでしょう。

「土星」は過去の経験から教訓を教える天体ですが、恐れは全て過去からきたものです。

未来は土星の拘束力がずっと楽になるので、これからは楽しむことを制限しないようにしましょう。

 

 月と土星 180度(オポジション)

天体同士が180度で、向き合うように位置するアスペクトがオポジションです。

この2つの天体の場合、月と比べてより影響力の強い土星が主体となります。

月は、内面や、自身の感情を表す天体ですが、このアスペクトでは土星が月に早く自立するように促します。

子供の頃に両親から十分に構われなかったり、または娯楽禁止の家庭で厳しく育てられたりと、幼い頃の家庭環境が厳しかったかもしれません。

早いうちから自らを律して過ごすため、このアスペクトを持つ人は、周りよりもずっと早く大人になります。

大人になってからも、誰かに甘えたり、弱い部分を見せたりすることはないでしょう。

真面目でしっかりした性格なため、周りにはクールな印象を与えているかもしれません。

孤独だった経験から、人と感情を共有することに拒否感を持っている人が多いためです。

しかしその一方で、癒えない子供時代の傷を、誰かに癒やして欲しいと思うこともあるでしょう。

まずは、自分がみんなから好かれていることを意識してみましょう。

人を信頼することは、土星の強制力を乗り越える第一歩です。

人前で話すのが苦手という人もいますが、このアスペクトの場合、「土星」が先生のように、自分の内面である「月」を見張ってくるので、きちんと話さなければという緊張感が常にあるようです。

厳しい目を持っているのは周りではなく自分だと気づくことで、話すことが少し楽になるかもしれません。

「土星」の強制力は大人になるにつれて弱まるので、しだいに今までのような自分への厳しさはなくなります。

大器晩成の運勢なので、土星を乗り越えた時は、今まで頑張ってきた分の恩恵を受けられるでしょう。