月と天王星のアスペクト
自分の内面を表す「月」と革命の星「天王星」のアスペクトです。
自立心が強く、ひとりの時間を楽しめる人です。
天王星は成長を求め、新しい環境へ飛び込んで行く天体です。
ホロスコープ上に、月と天王星のアスペクトがある人は、転職したり、海外に移住したり、人生での変化を多く経験するでしょう。
月と天王星 0度 コンジャンクション
2つの天体がホロスコープ上でぴったり重なる状態をコンジャンクション(合)と呼びます。
「月」に「天王星」が重なると、周りの意見に流されない、自立心の強い人になります。
人からあれこれ言われるのは嫌いで、もし指図されたらその反対をしてしまうぐらい我が道を行く人です。
エネルギッシュな性格と、自分の感情をストレートに表現する姿は、周囲から頼もしく、そして魅力的に映ります。
外見からも独特のオーラを放っているので、大勢のなかでも自然と目立つでしょう。
このアスペクトを持つ人にとって「自由」は何より大切なことです。
住んでいる場所が重苦しく感じたら、すぐに引っ越しするでしょう。
また恋愛関係でも、嫉妬深い人や、束縛してくる人を嫌います。
人生はいつからでも再スタート出来るという信念があるので、その「場所」や「関係」からもう学ぶことはないと感じたら、きっぱりと次へ進むことができます。
また、”男”は“女”はこうあるべきというような考えの家庭で育つと、家族との関係も希薄になってしまうようです。
逆に、気の合う友達は家族のように大切に扱います。
もし自身に子供がいたら、子供の判断を尊重し、早く自立するように育てるでしょう。
「天王星」は学習を表す「水星」の”1オクターブ高い星”なので、知恵を表します。
そこに、直感を司る「月」が合わさるので、天才的な直感力や発想力に恵まれます。
時に、「雷に打たれたような閃き」を体験をするかもしれません。
クリエイティブな才能の持ち主なので、芸術関係や自由度の高い仕事に向いているでしょう。
月と天王星 120度 トライン
「月」と「天王星」が調和の取れた角度で結ばれています。
フレンドリーで自由奔放な性格です。
陽気な性格なので誰とでも仲良くなれる反面、束縛を嫌うので、人間関係が長続きしないことも多いようです。
ひとりの方が気楽という人でも、お互いが自由でいられる、良い距離感を保てれば長い関係を続けられるでしょう。
仕事でも、時間のきっちり決まった職場よりは、自由でクリエイティブに働く方が向いています。
自分にあった環境を見つけるまでは、転職や引っ越しを繰り返すかもしれませんが、適応力が高いので、新しい環境でもストレスは少ないでしょう。
「天王星」と「月」のアスペクトは、直感力と霊感に恵まれるといわれています。
聞いたことがないことを前もって知っている、この光景を前も見たことがある、というような説明できない状況が多々あるかもしれません。
直感力がとても高い人なので、自分の信じた道を進むことで幸運を得られます。
月と天王星 90度 スクエア
革命の星「天王星」に自分の内面を表す「月」がスクエアの角度を取ると、人生に刺激を求め、ユニークな生き方を選ぶ人になります。
毎日決まったルーティンで動くのは苦手で、無意識に新しいものを求めるでしょう。
「天王星」は新しいものが好きで、反対に「月」は現状維持を好む天体です。
新しいことを始めるときほど、「月」は今のままが良いと主張してくるので、やや飽きっぽい性格になります。
いっそのこと、もう後戻りできない環境に飛び込んでしまう方が高い適応力を発揮するでしょう。
どんな場所にいても、「変化」と「ちょっと不思議な出来事」に満ちた人生を送りそうです。
幼い頃は様々な理由で、家にいるのが居心地悪く感じられた人も多いかもしれません。
このアスペクトを持つ人は、早いうちから自立心が芽生えるので、家にいる居心地の悪さが、次の世界へ飛び込むきっかけとなる場合が多いようです。
個性的な人ですから、社会に出ると自然と目立つ存在となるでしょう。
また、自分が目立つ存在となる代わりに、珍しい仕事に就いたり、(「月」は家族を表すことから)本人の代わりにパートナーや子供が個性的になったりすることもあります。
よく勉強する人なので、幅広い知識を持っています。
科学や心理学など、様々な視点から問題解決へアプローチするので、独自の画期的な解決策を思いつくことがあるでしょう。
その能力を活かして研究者として働くのも向いていますが、「月」が関わることから家でできる仕事や、家事に集中することもあります。
その場合、面白い子育ての方法を編み出したり、家族のユニークな才能を伸ばしたり、普通とはかけ離れた、面白い家庭をつくりあげるでしょう。
外で仕事をするのと同じぐらい、家でもクリエイティブな楽しみをみつけます。
月と天王星 180度 オポジション
天体同士が180度で、向き合うように位置するアスペクトがオポジションです。
内面を表す「月」に対して、独立心の強い「天王星」が向き合うと、自由を求めるあまり、人を遠ざける傾向があります。
組織や人間関係に縛られたくないという気持ちが人一倍強い人です。
自由を求める気持ちは止められないのですが、一方でひとりでいることの寂しさも抱えています。
一定の距離を保ってくれる、感情表現の激しくない人とは長く一緒にいられるでしょう。
そして、このアスペクトを持つ人は、創造的で多くのアイディアを生み出します。
いつもひらめくわけではなく、ある時に画期的なアイディアが泉のように湧き出すような感じです。
科学の分野に向いていますし、心理学や医学、また占星術やタロットなど、知識と直感力を必要とする分野で才能を伸ばせるでしょう。
天王星による「変化」のエネルギーから強く影響を受ける人です。
無意識のうちに変化を望んでいるからこそ、環境の変化を引き寄せてしまうことがあるようです。
最近退屈だなと思った瞬間に、周りの環境がガラッと変わってしまったということが何度かありそうです。
時には、結果として起こったことが(変化を望んでいたことは別として)自身の望まない結果を引き寄せてしまうこともあります。
そうならないためには、変化が引き起こされる前に、自ら環境を変えてしまうという方法が有効のようです。
例えば、引っ越しや部屋の模様替え、習慣を少し変えるだけでも、急激な変化を引き起こすエネルギーが緩和されます。
出来る範囲で新しいものを取り入れ、天王星のエネルギーを上手に発散していきましょう。
初めての挑戦や興味の範囲を広げることによって天王星の影響が和らぎ、心の安定が感じられます。