月と冥王星のスクエアとは?運勢が輝くための3つのヒント

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月×冥王星のスクエアとは?

天体同士が90度の角度に位置すると、「スクエア」と呼ばれる緊張感のある関係になります。

月は「感情」や「安心感」を表す天体。
一方で冥王星は「強迫観念」や「破壊と再生」を象徴します。

まったく異なる性質を持つこの2つがスクエアで結びつくと、心の中で大きな葛藤が起こりやすくなります
その結果、「安定 ↔ 崩壊」「安心 ↔ 不安」「愛 ↔ 恐れ」といった感情の間を行き来しやすいのです。

この配置を持つ人は、人よりも感情の揺れを強く感じることがあるかもしれません。
でもそれは、心が弱いからではなく、誰よりも「深く感じる力」を与えられているということです。

扱いは難しいアスペクトですが、その中には大きな可能性も秘められています。
まずはこの配置の特徴を知りながら、どうすれば活かせるのかを一緒に探していきましょう。

月×冥王星のスクエアの使い方

スクエアのアスペクトは、どの天体同士であっても、
両立しないようにみえるもの」を同時に抱える配置です。

月と冥王星のスクエアの場合は、

月は「同じ場所にいて安心したい」
冥王星は「自らを危機的な状況に置いて成長したい」

心の平穏を求めながらも、なぜか強烈な状況に引き込まれてしまう……そんな葛藤が生まれやすいのです。

スクエアでは、どちらかを抑え込むと、必ずもう一方が強く噴き出します。
とはいえ単純に「半分ずつに分ける」こともできません。
だからこそ、内に秘めた「平穏」と「激しさ」を、自分らしい形で両立させることが大切なのです。

ここからは、月と冥王星の複雑な関係をわかりやすく解説しながら、
このスクエアを最大限に活かすための3つのヒントをご紹介します。

ご自身の中にある月と冥王星のバランスを、一緒に探していきましょう。

① 強烈な感情を受け入れる

月と冥王星のスクエアを持つ人は、感情を「ほどほど」に保つのが少し難しいかもしれません。

たとえば――

  • :相手に溺れるように依存してしまう一方で、急に拒絶したくなる
  • 怒り:爆発するかのように一気に噴き出す
  • 不安:すべてを支配したくなるほど強まる

このように「0か100か」のような極端さが出やすいのです。

コントロールできないほど強い感情が湧き上がっても、それを無理に押さえ込むのではなく、
「今、自分の感情が極端になっているな」と気づき、安全な形で表現することが大切です。
これこそが、このアスペクトの「統合」への道です。

強烈な感情を理解し、受け入れ、力へと変えていくことで、月×冥王星スクエアは大きな強さへと転じていきます。

ポイント

極端な感情を理解する
強い感情は、このアスペクトの一生のテーマです。
なくそうとするのではなく、「ときには感情が極端になることもある」と受け止めてみましょう。
そう気づくだけで、感情に振り回されず、少しずつ冷静に対処できるようになります。

ネガティブな感情も受け入れよう
自分のネガティブな感情を認めると、誰もが恐れや嫉妬、依存など影の部分を抱えていることが理解できます。
そうした感情も含めてまるごと受け入れる懐の深さは、この配置ならではの才能です。
その力は心理学の分野や、人を癒すサポートの場などで大きく活かされていくでしょう。

過去と向き合う
このアスペクトを持つ人は、過去の出来事のせいで、自分は「愛されないのでは」「ここにいては危険かもしれない」と感じやすい傾向があります。
だからこそ、愛される経験、自分を大切にする経験、安心できる場所で過ごす経験を重ねましょう。
「自分は愛される存在だ」と信じられるようになることが、このアスペクトにとっての統合のかたちです。

② 母親との関係に向き合う

月と冥王星のスクエアでは、母親との関係が「人生の土台」に大きな影響を与えることがあります。

「母から受け取った安心や愛」(月)が、同時に「恐れ・支配・不安」(冥王星)とも結びついて記憶されやすいのです。

その現れ方は人それぞれで――

  • 母親が支配的・過干渉だったり、逆に冷たく感じられた記憶がある
  • 世代を超えて受け継がれるトラウマに触れてきた
  • あるいは、自分の中の影(恐れや不安)を母親に投影して「母を悪者のように感じてしまう」

こうした経験は珍しくありません。

母(あるいは養育者や身近な年上女性)との関係に向き合うことは簡単ではありません。
ですから、それを選ぶかどうかはあくまであなた自身のタイミングで大丈夫です。

ただ、「向き合ってみてもいいかもしれない」と思えたとき――
そこから「過去の癒やし」や「再生の力」が働き出し、人生の基盤をより強く築いていくことができるでしょう。

ポイント

幼少期の母親像を振り返る
母親から安心を得られなかった記憶が無意識に刻まれていることがあります。
振り返ると「今の感情パターンは幼少期にルーツがある」と気づくこともあるでしょう。
もし辛い記憶が浮かんできたら、「子どもの自分には選択肢がなかった」と、大人の視点から受け止めください。少しずつでも心の癒やしにつながっていくはずです。

母親の感情に巻き込まれた幼少時代
母が自分の葛藤や満たされない欲求を子どもに託してしまうことがあります。
たとえば、コンプレックスを投影したり、自分ができなかったことを子に成し遂げてほしいと強く望んだりするケースなどさまざまです。
その結果、子どもは本来背負う必要のない重荷を抱えてしまうこともあります。
「自分は母の感情を背負っていたんだ」と気づくことが問題を解決する第一歩です。

母親に投影した冥王星
反対に、自分のなかで消化しきれなかった「冥王星による恐怖・依存・支配欲」を母親に投影して、心のバランスを取っている場合もあります。
このケースでは、実際には母親がそこまで強い態度を取っていなくても、自分の中の不安が母の姿に「支配的なイメージ」として映し出されるのです。

月と冥王星のスクエアを持つ人にとって、母親との関わりは心の深い部分に強い影響を残します。
その影響が「母から受けたもの」であっても、「自分が母に投影した影」であっても、まずは「投影が起きていた」と理解することが大切です。

そして、「過去の支配や恐怖は、いまの自分を縛るものではない」と気づけたとき――
このアスペクトのテーマである再生の力が働き、影を超えて新しい自分を築いていく道が開けていきます。

③ 心に光を届ける存在に

幼少期からのさまざまな体験をひとつひとつ乗り越える中で、
あなたは心の強さを養うだけでなく、人間の深層心理を理解する力を得てきました。

誰の中にも影があり、それを越える道が必ずあることを、あなたは身をもって知っています。
だからこそ、人の苦しみに深く共感し、その人が再生へ向かう道を照らすことができるのです。

月と冥王星スクエアを持つ人は、深い洞察とそこから生まれる知恵を通じて、人に温かさと強さを届けられる存在です。

ポイント

強さから生まれる癒やし
このアスペクトの人が与える癒やしは、ただ寄り添うだけの優しさではありません。
相手が隠したいと思うような感情やトラウマにも正面から向き合える「強さ」を伴った癒やしです。
不安や依存、強迫的なサイクルに苦しむ人を理解する力があります。
相手が繰り返す悪循環を見抜き、新しい一歩を踏み出すサポートができるでしょう。

立ち上がる勇気を伝える
このアスペクトを持つ人は、他の人では想像できないほどの粘り強さと再生力を備えています。
その姿は独自のカリスマ性となり、「何度でもやり直せる」というメッセージをまっすぐに人に届けます。
心理・教育・芸術・ヒーリングなど、人の心に光を届ける分野で、その力を大いに活かせるでしょう。

人の心を動かす力
月と冥王星のスクエアを持つ人は、内に強烈なエネルギーを秘めています。
この内なるパワーを言葉や芸術に込めれば、その表現はただ美しいだけではなく、
見る人・聞く人の心を深く揺さぶる表現となります。
音楽・絵画・文章・パフォーマンス――どの形であっても、あなたの作品には「強烈なメッセージ」を宿し、人の心に強い印象を残すでしょう。

おわりに

月と冥王星のスクエアは、数あるアスペクトの中でも特に強烈な体験をもたらしやすい配置です。
感情の揺れ、母親との関係、心の深層との向き合い――そのどれもが、時に圧倒されるほどの力を持っています。

だからこそ、このアスペクトを理解し、どう活かしていくかをじっくり見つめることがとても大切です。
今回の記事では、テーマの重さに配慮し、できるだけ深く掘り下げてまとめました。

スクエアを持つ人は、試練をただ「苦しみ」で終わらせるのではなく、そこから必ず再生の力を引き出せる人です。

強烈な感情も、過去の記憶も、そして内に秘めたエネルギーも――すべてがあなたの中で確かな力に変わっていきます。

ここまで丁寧に読んでくださり、ありがとうございました。

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