【アスペクトを知る】太陽と月からわかる性格は?

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太陽と月のアスペクト

太陽と月によるアスペクトは、占星術の中でも重要な意味を持つとされています。

外面的な自己、つまり社会的においての自分を表す「太陽」と内面を表す「月」による組み合わせです。

ホロスコープでこの2つの天体がアスペクトを取っていれば、特に注目してみてください。

 太陽と月 0度(コンジャンクション)

2つの天体がホロスコープ上でぴったり重なる状態をコンジャンクション(合)と呼びます。

太陽と月のコンジャンクションを持つのは、新月生まれの人です。

新月のエネルギーを得て、素晴らしい力を発揮します。

太陽も月も占星術では「ライツ」と呼ばれる影響の強い天体とされているので、この2つの組み合わせは非常に強いアスペクトです。

太陽の目的と、月による感情が同じ方向を向いている状態です。

人生の目的と人生で楽しみたいことが一致しているので、今自分が何を必要としているのかはっきりしています。

そのため、意思決定がものすごく早く、目的を達成するための判断を的確に行うことができます。

人を頼りにするのではなく、自らの道は自ら切りひらくと決めています。

溢れる自信によって圧倒的な存在感を示し、周囲を惹き付けるでしょう。

太陽と月が同じ視点を共有しているため、やや客観性に欠け、自分の考えに固執しやすい傾向もあります。

だからこそ、周囲の意見によく耳を傾けると良いでしょう。

自分が人に与える影響力を意識することで、より良いリーダーになることができます。

若くして頭角を現す人が多い、カリスマアスペクトです。

 太陽と月 120度(トライン)

太陽の「自己」と月の「感情」がバランスの取れた状態にあります。

このアスペクトを持つ人は、人から良い印象を持たれることが多いでしょう。

誰からも好かれる、人気者のアスペクトです。

心に余裕のある、おおらかな性格が周囲に心地よい安心感をもたらします。

人間関係における調和を大切にする人なので、人との交流を楽しみながら良好な関係を作れるでしょう。

太陽と月は両親との関係を表すので、家族仲が良好であることも表します。

大らかな心で自分の人生に満足しているからこそ、大きな浮き沈みもありません。

周囲と無理に競争しなくても、欲しいものが自然と手に入ります。

何でも上手くいくことが多い分、モチベーションを保つのが難しく感じられる時もあるかもしれません。

このアスペクトの人は、潜在的な能力を見つけることで素晴らしい才能を発揮します。

だからこそ、自分の直感を信じて、その時が来たら思い切って行動するようにしましょう。

バランスと調和に取れた幸運のアスペクトです。

 太陽と月 90度(スクエア)

太陽と月がスクエアの人は、上弦の月または下弦の月生まれです。

自己を表す「太陽」に対して「月」の感情が緊張感のある角度を取ると、生きるために必要なことと、自分の気持ちの間に葛藤が生まれます。

社会的な成功を勝ち取るためには、感情が犠牲になりがちです。

例えば、海外で仕事がしたいとしたら、安全な地元を離れ、家族や知り合いのいない状態で、一から始める不安を克服しなければいけません。

舞台に立つとしたら、プレッシャーを乗り越えなくてはいけません。

このアスペクトの人も同じように、「人生で成し遂げたいこと」を叶えるには、感情を押し殺さなければいけないと感じることがあるでしょう。

それでも、感情(月)を無視しては、健康的な生活は送れないものですから、月を疎かにすることもできません。

目的(太陽)と感情(月)のバランスを見つけることが、何より重要となります。

不安を少しでもなくす方法を考える、リラックスできる環境を用意する、ひとりの時間を取るなど、できるだけ精神に負担をかけないことが大切です。

人生を通して自分を証明したいという意識が人一倍強い人ですから、目標に向かっているときほど自分の感情に耳を傾けるようにしましょう。

このような理由から、太陽と月のスクエアは、占星術の中でも使いこなすのが難しいアスペクトといわれています。

それでも、困難な局面を乗り越えることで、多くの経験を培い、たくましく成長します。

太陽と月ふたつの強力なエネルギーのバランスになれてくると、大きな力を発揮できるようになるでしょう。

また、このアスペクトの人から醸し出される特有の二面性(感情の複雑さ)は、周囲の人にとても魅力的に映ります。

自分を好きになることで、人間関係が好転していくのが感じられるでしょう。

 太陽と月 180度(オポジション)

太陽と月のオポジションは、満月生まれの人です。

天体同士が180度で、向き合うように位置するのがオポジションなので、表向きの自分(太陽)と内面の自分(月)が向き合っているようなイメージです。

どちらもお互いに監視し合っているので、自分のことを客観的にみることが得意です。

自分がどんな役割を担っていて、どんなことをしてあげれば相手が喜ぶかよくわかるでしょう。

しかし、客観的に見過ぎることによって、自分は(人の意見とは関係なく)本当はどんなことがしたいのか、何が欲しいのかなど、内面の感情に向き合うことが苦手です。

ひとつの選択をしても、違う選択をしていたらどうだったんだろう、という煮え切らない気持ちを抱えやすいでしょう。

人の立場に立って考えられることは、人生で特別な長所となりますが、自分の気持ちを理解し、表現することも同じくらい大切です。

このアスペクトの人は、周りの人をよく観察することで、自分が何者なのかを紐解こうとします。

周囲の人の価値観や考え方、人生の選択にとても興味があります。

他人を自分の鏡とすることで、自分はどうなんだろう?どんな選択をするんだろう?という疑問を少しずつ解決します。

この工程を経ることで、自分の性格が少しずつ明らかになり、自信が持てるようになるでしょう。

自分で自分を大切にすることができれば、太陽と月の緊張が和らぎ、一歩前進するきっかけとなります。

オポジションは外に向けて発信するアスペクトなので、次第に自分の存在を外へ向けて発信したくなるかもしれません。

一度発信する方法をみつけると、さらにさらにとみせたいものが増えていくでしょう。

また、さまざまな経験を通して、自分が本当に望むことを探すことで、このアスペクトの人ならではのパワーと個性を表現していくことができるでしょう。

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