木星が蟹座に入るとき:心の豊かさが運を引き寄せる1年

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木星が蟹座へトランジット

2025年6月10日、幸運の星・木星が「感情」や「家庭」を象徴する蟹座に入ります。

2025年6月10日から2026年6月30日まで続く約1年のこのトランジットでは、
言葉や情報が重視されていた、これまでの双子座の時期から一転して、
心で感じること」が主役となる時間が始まります。

思考ではなく、感情を通して人生を豊かにしていく――
そんな1年が、ここからスタートします。

木星が蟹座に入る意味と、この時期をどう過ごすか。
そのヒントを、これから一緒に見ていきましょう。

感情を広げる一年へ

木星が蟹座に入ると、私たちは「感情」を通して大きく成長していくチャンスを迎えます。

日常の中でふと湧いてくる気持ち――満足感や、ふとした時の寂しさ、ほっとできる安らぎ、言葉にならない余韻。
そうしたひとつひとつの感情を丁寧に受けとめることが、この時期、心を豊かに育てることにつながっていきます。

誰かと話したとき、映画を見たとき、日記を書いたときなど、
自分の中にふと生まれた気づきが、この時期、思いがけないかたちで運を引き寄せてくれるでしょう。

また、木星が蟹座に滞在している間は、心の傷を癒していく時間でもあります。
隠していた感情に光を当てて、「よく耐えてきたね」「あのとき傷ついたのは当然だったよ」と、
優しく声をかけてあげるようなタイミングです。

木星は、裁かず、広く受け入れるエネルギーを持っています。
蟹座に入ることで、心の奥に押し込んでいた痛みを「忘れる」でも「無理に許す」でもなく、
そのままの事実として温かく抱きしめていく時間をもたらしてくれます。

安心できる居場所を見つめる

蟹座は「家庭」や「家族」、そして「安心できる場所」を象徴するサインです。
木星が蟹座に入ることで、心の拠り所となる「居場所」について見つめ直す流れが始まっていきます。

実家との関係が変化したり、家族と深く語り合う機会が増えたり、
あるいは、血のつながりにとらわれない「心でつながる家族」との絆が深まることもあるでしょう。

家や住まいを整えること、そして安心して過ごせる空間をつくること。
身近な人にやさしい気持ちを向けることもまた、
心の豊かさや、満たされる感覚を広げてくれます。

また、社会全体でも「家族とは何か?」という問いを、あたたかく見直す時期になりそうです。
「家族はこうあるべき」という思い込みを手放しながら、
多様なつながり方を受け入れていく流れが静かに広がっていくでしょう。

社会の意識の変化

この時期は、社会全体にも「やさしさ」や「思いやり」の気持ちが、少しずつ広がっていきます。

子育て支援や地域のつながり、セルフケアなど、ケア」に関わるテーマに光が当たりやすくなるでしょう。
また、他者への関心が高まり、ボランティアや募金、支援活動など、
さまざまなかたちで助け合う動きも増えていきそうです。

ただし、「大切な人を守りたい」という気持ちが強くなりすぎると、
無意識のうちに“自分たちだけを守る”という境界をつくってしまうこともあります。

たとえば、「自分たちの文化・国・価値観を守ろう」という意識が強まることで、
外部のものを“脅威”と見なし、防衛的・排他的な姿勢になってしまう場合もあるでしょう。

この時期は、守りたい気持ちが“攻撃的な防御”へと変わらないよう、気をつけたいところです。
(もちろん、そうした攻撃から自分を守ることも大切です!)

木星が蟹座に滞在するこの期間は、「守ること」と「愛すること」のバランスを学ぶチャンスでもあります。
さまざまな考え方が行き交うこの時代に、
自分なりの愛や支援の形を見つけていくことが、大きなテーマとなっていくでしょう。

木星が蟹座で「高揚」するということ

2025年は、まさに「時代の扉が開く年」です。

冥王星は水瓶座へと本格的に入り、土星と海王星も次々と牡羊座に移動し始め、
これから天王星も双子座へと向かおうとしています。

空の天体は風と火のエレメントに集まり、
新しい始まり」「スピード」「革新」といったキーワードが、力強く打ち出されていくでしょう。

そんな中で、木星だけが静かに、水のサイン・蟹座へと移動していきます。
そして蟹座は、木星にとって「高揚のサイン」。
つまり、木星の持ち味がもっとも自然に、豊かに花開く場所です。

木星が蟹座で担うのは、時代の大きな変化に揺れる私たちの「心を守り、育てること」です。

世界情勢や経済、気候の不安定さだけでなく、
日々の暮らしのなかでも、私たちは常に変化の波にさらされています。
木星は、そんな中でも、自分の心を見失わずにいられるよう働きかけてくれています。

火の勢いに流されそうになったり、風の思考に引っ張られそうになったときこそ、
「いま、どう感じるか」を、自分に問いかけてみてください。

木星は「拡大」と「学び」、そして「幸運」の星。
この時期は、感じることそのものが、成長と幸運につながります。
どんな小さな気持ちの中にも、あなたを幸せへ導くヒントが隠れているでしょう。

おわりに

木星が蟹座に滞在するこの一年は、外の流れがどれだけ速く進んでいても、
自分の内側とつながることで、安心できる土台を育てていける時間です。

どんなときも「自分がどう感じているか」を大切にしながら、
激動の時代のなかでも、しなやかに歩んでいきましょう。

また、木星蟹座期は、大切な人や場所、時間と深くつながることができる幸運なときでもあります。

「これが好き」「これが大事」――そんな素直な気持ちを信じるところから、
木星蟹座の幸運は、少しずつ広がっていくでしょう。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
この一年が、あなたにとってあたたかく、幸運に満ちた時間となりますように!

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