2026年4月26日、天王星が双子座へ移動し、時代を動かす天体がいよいよ出そろいました。
変化の流れはいよいよ本格化しています。
世界に目を向けると、情勢の変化や経済の動き、AIによる急速な進化などが、日常生活のすぐそばまで来ています。
以前は「遠い話」に感じていたことが、少しずつ自分の生活と地続きになってきたという、どこか落ち着かない感覚を持つ人も多いのではないでしょうか。
5月は、そうした時代の大きな流れを、自分自身でどう受け取るかが問われる月です。
外の世界で起きていることと、自分自身の変化がつながり始める。2026年という転換の年が、いよいよ「自分ごと」として動き出す月になりそうです。
ここからは、2026年5月に起こる重要な星のイベントを解説します。参考にしてもらえたら嬉しいです。
2026年5月の主要天体イベント一覧

5月の天体イベントを見ていくと、月の前半から後半にかけて、緊張感が段階的に高まっていく流れが見えてきます。
今年2月に起こった土星と海王星の合がもたらした衝撃波は、社会に、そしていよいよ個人にも広がっていきそうです。その先には、既成概念を手放し、視点をがらりと一新するような瞬間も待っています。
まずは、主要な天体イベントを一覧で確認してみましょう。
| 日付 | 天体イベント | キーワード |
|---|---|---|
| 5月2日 | 蠍座の満月 | 思い込みを手放す |
| 5月7日 | 冥王星が逆行開始 | 内側からの変容(10月まで) |
| 5月17日 | 牡牛座の新月 | 豊かさの種まき |
| 5月19日 | 火星が牡牛座へ | 重く大きいものを動かす力 |
| 5月21日 | 太陽が双子座へ | 双子座シーズンの到来 |
| 5月22日 | 天王星カジミ(双子座1度) | 知的革命の幕開け |
| 5月26日 | 火星と冥王星のスクエア | 動かなかったものが大きく動き出す |
| 5月31日 | 射手座の満月 | 方向性の再設定 |
それでは、この中でも特に注目のイベントについて、詳しく見ていきましょう。
冥王星の逆行(5月7日〜10月)

蠍座の満月が5月の扉を開く
5月は、2日の満月から始まりました。
満月は「完了」のタイミングです。そして今回の満月が起こるのは、冥王星が支配する星座である蠍座。
心の奥にあった感情や思い込みが、表に浮かび上がり、整理されていくような流れが始まっています。
春の陽気とは裏腹に、今回の満月では、自分の深い部分とじっくり向き合う時となりそうです。長い間手放せずにいたもの、気づいていたけれど目を向けてこなかったもの。そういったものに、自然と意識が向かっていくでしょう。
そしてその5日後、冥王星が逆行を始めます。満月でひとつの区切りを迎えたその流れに、さらに深く潜るような動きが重なる。5月は、こうした流れの中でスタートしていきます。
時代の波が内側へ向かう5ヶ月

2026年に入ってから、冥王星水瓶座は社会の外側に向けて働いていました。
古い構造を壊し、新しい時代に連れて行けないものを置いていく。そんな大きな変革の波が、世界情勢や経済の動きとなって、じわじわと私たちの日常に近づいてきています。
5月7日、冥王星が逆行へと転じると、これまで外側の社会へ向いていたエネルギーが、今度は内側へと向かい始めます。
ここから約5ヶ月は、すでに起きた変化を自分の中で消化していく時間に入ります。「自分はこのままでいいのか」という思いが、じわじわと浮かび上がってくるかもしれません。長い逆行期間になるので、なるべく焦らずに過ごしてほしいと思います。
今は新しい価値観が次々と流れ込んでくる時代。その中で、今の自分に本当に必要なものと、古い時代に置いていくものを、自分の本音を軸に選び直していくことになるでしょう。
心の違和感や、ふとした気づきに、その都度丁寧に向き合っていくことで、10月に冥王星が再び順行へと戻る頃には、新しい時代に向けての準備が自然と整っているはずです。
火星と冥王星のスクエア(5月26日)

火星が牡牛座へ入る(5月19日)
火星と冥王星のスクエアとなるその7日前、5月19日には火星が牡牛座に入ります。まずはここからみていきましょう。
火星は「行動」の天体ですが、その火星が牡牛座に入ると動きはぐっと遅くなります。
牡牛座は現状を守り、じっくり構える星座であり、すぐに動こうとする火星の性質とは相性が良くないのです。
ただし、これはエネルギーが弱いということではありません。
牡牛座の火星は、動き出すまでに時間がかかる分、一度動いたときの重みは桁違いです。岩が転がり始めるようなもので、誰にも止めることはできない。
牡牛座の火星は、止めるのが最も難しい火星のエネルギーだと言えます。
蓄積される火星のエネルギー

牡牛座に入った火星は、大地に根を張り、現状をできるだけ変えないよう維持しようとします。
しかし今の星回りでは、土星と海王星による新たな時代の方向性、天王星双子座による突風のような変化の風、そして冥王星水瓶座による革命と、三方向からの強力な変化の圧力が続いています。
それでも牡牛座の火星は動くことを拒みます。しかしこの「動かない」という姿勢そのものが、火星のエネルギーを地中へとどんどん蓄積させていきます。そしてその臨界点が、牡牛座入りからわずか7日後、冥王星とのスクエアです。
ダムの決壊
5月26日、水瓶座の冥王星が牡牛座の火星にスクエア(90度)でぶつかってきます。
冥王星水瓶座は今、新しい時代に連れて行けない「重いものを置いていく」という役割を担っています。そして牡牛座の「地」のエネルギー、つまり物質・所有・現状維持といったテーマは、冥王星が最も変えさせたいテーマそのものです。
牡牛座の火星の側から見ると、受け止められないほどの圧力がやってきます。この圧力に屈するくらいなら動くしかない。牡牛座の火星がずっと拒んでいた「変化」を、冥王星が強制的に引き出す瞬間です。
その結果、これまで動かなかったものが、動き始める可能性があります。
そして一度動き出したエネルギーは、牡牛座の性質上、簡単には止まりません。
圧縮されたエネルギーが亀裂を見つけて一気に吹き出す、ダムが決壊するようなイメージです。
社会と個人、それぞれへの影響
社会レベルでは、物質・経済・土地といった牡牛座の領域で、新旧のエネルギーが入れ替わるような動きが出てきやすい時期です。金融や市場、インフラ、世界のパワーバランスなど、どこで変化が起きてもおかしくないような星回りです。
ただ、スクエアは「悪いことが起きる」配置ではなく、「緊張から何かが動き出す」配置です。社会に不安定な動きがあったとしても、それを突破するアイデアが生まれ、一気に前進するという展開もありえます。
個人レベルでも、「選んで動く」というより「動かざるを得なくなる」という感覚がやってくるかもしれません。牡牛座の火星が蓄積してきた「本当は変えたいのに、動けなかったこと」が、冥王星の圧力によって出口を見つける時期です。
長い間止まっていた決断が突然動き出したり、環境自体が変わるということもあるでしょう。溜め込んでいたものが多いほど、感情が一気に溢れてくることもあります。
ただ、浮かび上がったということは、手放す準備が整ったということです。この時期、自分の心に向き合うことは大きな変化につながっていきます。
天王星カジミ(5月22日)

5月22日、天王星のカジミが起こります。
カジミという言葉に馴染みがない方も多いかもしれません。カジミとは、天体が太陽とほぼぴったり重なる瞬間のことです。太陽の核心部分に天体が完全に入り込み、その天体の本質が最も純粋な形で現れるタイミングと言われています。
天王星カジミとは?
天王星が表すのは、目覚め、革新、ひらめき、そしてまだ誰も見ていない未来を先に感じ取る働きです。
天王星がカジミになるとき、そのエネルギーが最も純粋な形で意識に流れ込みます。形になっていない未来の可能性が、電流のように意識に届くようなイメージです。
常識にとらわれない突然のひらめきが訪れたり、新たな可能性を感じたり。あるいは、今まで当たり前だと思っていた考え方が、急に古く感じられることもあるでしょう。
その変化は最初、内面で起こる小さな気づきかもしれません。けれどその「ハッとする感覚」が、やがて未来の選択を変え、ここからの方向性を大きく動かしていくことがあります。
双子座1度で起こる天王星カジミ

天王星カジミはほぼ毎年起こるものですが、今回は天王星が双子座に入ったばかりの1度で起こるという特別な配置です。ここから約7年間続く天王星双子座時代のテーマが、この瞬間に強く打ち出されます。
4月末に双子座入りした天王星は、双子座のスピード感のあるエネルギーに乗って改革を進めています。
AIやメディア、教育、コミュニケーションといった分野では、すでにギアが入っている状態です。
カジミはその流れの中で、「意識が追いつく瞬間」です。「あ、もうこういう時代になっているんだ」と気づくきっかけとなります。
天王星自体が「時代を先取りするエネルギー」であるため、カジミの瞬間は「まだ社会が言語化していない、未来の雰囲気が一瞬だけ姿を見せる」という体験に近いかもしれません。
そのひらめきや未来のあり方を、それぞれが形にしていくことで、天王星双子座の時代はさらに前へと進んでいきます。
個人レベルでも、突然のひらめきや、これまでとまったく違う視点での気づきが訪れやすい時期です。天王星カジミのピークとなるのは、5月22日の夜から23日の明け方にかけてです。
この日の前後に感じたひらめきや違和感、新しいアイデアは、ぜひ書き留めておきましょう。それは今後の自分の方向性を決める、大切なヒントになるかもしれません。
おわりに

5月は、冥王星の逆行、火星と冥王星のスクエア、そして天王星カジミと、短い期間に大きなエネルギーが重なる月です。
外の世界で起きていることと、自分の内側で動き始めるものが、少しずつつながっていく。そんな感覚が高まっていくような月になるかもしれません。
今は、時代そのものが大きく動いている星の配置です。その流れをもっと深く読み解きたいと思い、「新時代を読む」シリーズとして、土星と海王星の牡羊座0度合についての考察を書きました。また、大きな流れと重ねながらみる、冥王星水瓶座の働きについての記事も近日公開予定です。未来を感じ取る占星術のヒントとして、よろしければあわせて読んでみてください。
星の世界は大きく動いていますが、どうか穏やかな春をお過ごしください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。


