太陽・水星アスペクト
「太陽」と「水星」のメジャーアスペクトは「コンジャンクション」のみ
太陽と水星は28度以上離れることはないので、天体同士が0度で重なるコンジャンクション(合)のみが、メジャーアスペクトとなります。
比較的アスペクトになりやすい天体同士なので、ホロスコープを読むとき重要視されない場合が多いようです。
水星の星座は、太陽と同じ星座または前後の星座、合わせた3星座に限定されます。
(例:牡羊座の太陽の場合、水星は魚座・牡羊座・牡牛座のどれかということになります。)
「太陽」と「水星」コンジャンクション(合)の性格は?
水星が太陽の目的のためだけに使われるというアスペクトです。
もともと水星は太陽を助ける天体です。
太陽が描く「人生の目標」が実現できるように思考や言語のサポートをします。
このアスペクトがあると、水星がより「太陽の目的のために」限定的に働くようになります。
「こうなりたい!」という太陽の目的を水星が全面的にサポートするのです。
自分のやりたい目的がはっきりしているほど、知性と言語能力を発揮するでしょう。
頭の回転が速く、専門分野の修得が得意です。
コミュニケーション能力に優れていて、表現力も豊かです。
水星が風の星座(双子座・天秤座・水瓶座)だとコミュニケーションが上手なので、おしゃべりが好きな人が多いでしょう。
コンバスト
太陽と6度以内にある水星は「コンバスト」と言って、太陽に焼かれてしまうと言われていました。
太陽の力が強すぎて、水星が本来の力を発揮できないという解釈です。
ですが、今ではむしろ水星の力がよりピンポイントに発揮できるという、ポジティブな解釈が一般的です。
太陽の目的を水星が把握することで、その分野において高い知性を発揮できるとされています。
興味の先がはっきりしているので、専門職に適性があるでしょう。
太陽と水星からみる性格は?
太陽星座からみる水星の位置によっても、性格が大まかに分かれる傾向があります。
ご自身のホロスコープチャートをチェックしてみてください。
太陽と水星が同じ星座
太陽も水星も「双子座」、太陽も水星も「乙女座」など、太陽と水星が同じ星座にあるタイプです。
周囲からみたイメージと実際の性格にギャップがない人が多いでしょう。
頭の中で考えることと、実際に話すことが一致している、裏表のない性格といえます。
太陽と同じ分野で水星を発揮できるので、水星を使いやすいという利点があります。
水星が太陽のひとつ前の星座にある
太陽星座が「双子座」で水星星座が「牡牛座」のように、水星が太陽のひとつ前の星座にあります。
興味を持ったらまずは「やってみよう!」というタイプ。
太陽よりも水星が先に来ているので、何をするにも面白いかどうかが大切になります。
興味の湧くままに続けていたら、それが仕事になったり、思いもよらない道が開けたり、ということもありそうです。
仕事でも勉強でも飲み込みが早いのが特徴です。
水星が太陽のひとつ後の星座にある
太陽星座が「双子座」で水星が「蟹座」のように、水星が太陽のひとつ後の星座にあります。
目的がはっきり決まってから動き出すタイプです。
なりたい姿を描き、そうなるためにはどうすれば良いのか考えます。
これと決めた目標のために、自分に必要なスキルを着実に磨いていくでしょう。
たとえ時間がかかったとしても、粘り強くやり遂げる人です。