1ハウスの意味
「1ハウス」のテーマは自分自身です。
どんなことが得意で、周囲にどんな影響を与えるのかなど、自分と向き合い、自分という存在を世界に表現しようとする場所です。
1ハウスに天体がある人は、その天体、またその天体の星座の影響を受けながら、より明確に自分を表現しようとします。
1ハウスの水星
1ハウスは、「自分自身」を象徴する重要なハウスです。
そして、水星は「コミュニケーション」「知識」「情報」を司る天体です。
1ハウスにある水星は、とても好奇心が強い人を表します。
新しい知識やアイディア、情報に強く惹かれ、学ぶことに熱心です。
知的な特徴が際立つ「水星が1ハウス」にある人の性格について、詳しくみていきましょう。
好奇心旺盛
1ハウスに水星がある人は、第一印象でとても知的にみえます。
あらゆる分野に精通しているようにみえ、知らないことがあるのかと思わせるほどです。
しかし、自分がどのように見られているかは、1ハウス水星の人にとってはそれほど重要ではありません。
人からどう見られたいかよりも、自分がどのように世界を見るかの方がずっと重要だからです。
この世界は知れば知るほど興味深いものであふれています。
ですから時間の許す限り、新しい知識を吸収したいと考えているでしょう。
1ハウス水星の人は、頭の回転が速く、記憶力に優れ、分析的です。
その知的な才能を生かして、この世界を存分に楽しみます。
多面多様
水星が1ハウスに位置すると、しばしば落ち着きがないようにみえることがあります。
これは、水星が太陽系で太陽に最も近く、非常に速く動く天体であるためです。
この配置を持つ人は、水星の影響を強く受けて、物事を迅速にこなす傾向があります。
何かをしている最中でも、頭の中で別のことを考えていることがよくあるでしょう。
とても活動的で、多くのことに興味を持ちます。
特に、新しい人との出会いや、情報の交換をよく楽しむでしょう。
1ハウス水星の人は、多様な視点から物事をとらえることができるので、人との出会いから多くを学ぶことができます。
それぞれの違いを受け入れ、自分とは違う考えを持つ人にも耳を傾けることができるのです。
その多様な視点を、人にもシェアしてみると良さそうです。
周囲の人に思っていることを話してみると、こういう見方があったのかと驚かれるかもしれません。
なにより1ハウス水星の人は言葉の扱いが得意なので、大勢の前で話したり、文章を発信したりすることで、より多くの人に新しい気づきを与えることができるでしょう。
多才
1ハウスに水星がある人は、好奇心旺盛で知識も豊富です。
試したいことが多く、さらにはそれを実現する能力も持っています。
専門的な仕事では、その鋭い知性を大いに活かせるでしょう。
法律、会計、工学など、情報を迅速に処理ながら、専門知識を要する仕事に適しています。
また、分析やアイディアを出すことも得意なので、コンサルタントやアナリストなどビジネスでの活躍も大いに期待されます。
言葉を扱う仕事では、ジャーナリスト、作家、ライター、翻訳者、通訳者などはすべて得意分野といえます。
教育の分野に携わり、持ち前の知識をわかりやすく教えることもできるでしょう。
このように多才であるからこそ、目の前には多くの選択肢が広がっています。
1ハウス水星の人の原動力は、世界に対する「好奇心」です。
「知りたい」という願望は、いつも前進するための力を与えてくれます。
ですから、選択肢が多すぎて迷ったり、何をすべきか決めかねるときは、より多く学べるのはどちらかを考えると良いかもしれません。
興味を引かれる道を進むことで、多くを吸収できるでしょう。
1ハウス水星の人は、適応力が高く、どんな状況でもチャンスを掴むことができます。
ですから、勇気を持って知的な挑戦をしていきましょう。
おわりに
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
今回は、水星が1ハウスにある人の性格とその魅力についてご紹介しました。
このサイトでは水星星座についても解説しています。ハウスを読み解く際にはぜひ水星星座も合わせてご覧ください。