水星と火星のアスペクト
知性を表す「水星」と情熱を表す「火星」のアスペクトです。
出生図にこのアスペクトがあると、専門分野への集中力が高まり、コミュニケーション能力が活性化します。
水星と火星 0度 コンジャンクション
2つの天体がホロスコープ上でぴったり重なる状態をコンジャンクション(合)と呼びます。
自己主張の強い「火星」がコミュニケーションの星「水星」と重なっていることから、このアスペクトを持つ人は堂々と意見が主張できます。
自分の集めた情報や考え方に自信があるからこそ、自分の考えを素直に述べることができます。
頭の回転が早く、鋭い主張を即座に展開できる人です。
ただし、意見が対立すると、攻めの姿勢を崩さず、主張を押し通すことがあります。
本当に意図することを伝えるためにも、相手の気持ちを尊重した話し方を心がけることが大切です。
そうすると、的確な時に意見を述べてくれる頼もしい人として、周囲から頼られます。
火星の影響により、情報や知識を収集しすぎる傾向があります。
頭の回転が早いからこそ、できる限り多くの情報を得て、安心したいという気持ちが働きます。
また、新しく始めたいことはたくさんあるのに、時間が足りないということもあるでしょう。
これは、火星のエネルギーが有り余っている状態なので、運動したり、外出したり、難しい挑戦をしたりして、火星のエネルギーを流すことが良いです。
そうすると、次第に心が落ち着いていき、今やるべきことに集中できます。
並外れた集中力を持ち、行動力にも恵まれているため、何かをひとつ始めると驚くほどの速さで習得します。
ビジネスや政治、スポーツなど幅広い分野でエネルギッシュに活躍できるアスペクトです。
水星と火星 120度 トライン
「水星」と「火星」が調和の取れた角度で結ばれています。
「水星」の情報力と「火星」の集中力が融合し、鋭い知性をもたらします。
物事を理解し、答えを導き出すスピードがとても速い人です。
頭脳プレーに強く、交渉や複雑な問題解決に長けています。
火星は情熱の星とも呼ばれるので、情熱的に新しい分野の習得に取り組みます。
ただ知識を得るだけではなく、火星のエネルギーによって実際に行動に移す力が強化されます。
そのため、新しい分野の学習に対しても実践的に取り組むことができます。
話し方はポジティブで、テンポも良く、声は自信に満ちています。
自分の考えと知識に自信を持っているからこそ、言葉に説得力が生まれるでしょう。
コミュニケーション能力と思考力によって、ビジネスや政治、法律など幅広い分野で活躍できるでしょう。
水星と火星 90度 スクエア
天体同士が90度の角度に位置すると、緊張感のある関係になります。
水星と火星のスクエアでは、ややせっかちな性格がみられます。
常に何かをしていないと気が済まない傾向があり、無駄な時間をできるだけ減らそうとするでしょう。
会話では結論を急ぐことが多く、なかなか結論を言わない人に苛立つこともあるかもしれません。
特に、違和感を感じると黙っていられないので、周囲の人に注意しすぎることもあるでしょう。
人間関係を円滑にするためにも少しの妥協や、言葉がきつくなりすぎないよう気をつけることも有効です。
ただし、これがビジネスの場になると、違和感を見逃さない能力や、積極的に発言する姿勢は高い評価を受けるでしょう。
頭の回転が速く、分析力に優れていることから、さまざまな仕事で能力を発揮します。
だからこそ、周囲と協力して、円滑なコミュニケーションが取れると、生まれ持った能力がさらに活かされます。
チームで行動することで、自分自身のさらなる可能性に気がつくでしょう。
水星と火星 180度 オポジション
天体同士が180度で、向き合うように位置するアスペクトがオポジションです。
言語能力を表す「水星」が自己主張の「火星」から刺激を受けることによって、話し方がストレートになる傾向があります。
言葉を飾らず、できるだけ自分の気持ちをありのままに伝えようとします。
時には率直すぎて言葉がきつくなり、対人関係で言い争いが起きやすいかもしれません。
それでも、恐れずに自分の考えを主張できる性格こそ、このアスペクトの魅力です。
他の人が躊躇して言えないことでも、積極的に代弁していきます。
仕事をする上では、率直に意見を述べ、よりよい判断をするために意義を唱えることも大切ですから、このアスペクトの人の積極性や勇気は高く評価されるでしょう。
やや感情的になりやすいアスペクトなので、感情のコントロールが身につけば、ビジネスの交渉において素晴らしい才能を発揮します。
どうしても気持ちが落ち着かないときには、運動や外出でリフレッシュするのも有効ですし、水星を活性化するには読書や手先を使う仕事(または趣味)も良いでしょう。