金星と木星のアスペクト
愛の星「金星」と拡大と発展を表す「木星」のアスペクトです。
どちらも吉星と呼ばれる天体なので、ラッキーな組み合わせです。
ハードアスペクトであっても、さほどきつい強制力はありません。
常に楽しむことを忘れない、社交性に富んだアスペクトです。
金星と木星 0度 コンジャンクション
2つの天体がホロスコープ上でぴったり重なる状態をコンジャンクション（合）と呼びます。
吉星と呼ばれる木星と金星が合わさることから、ラッキーなアスペクトと言われています。
仕事運、金運、共に強いので、お金に困ることはないでしょう。
性格は金星の社交性がより強調されるので、温かくフレンドリーです。
調和を好み、人と争うことは嫌いです。
困っている人を見かけたら放っておけない優しい人でしょう。
どこにいても自然と目立ちますし、異性からの人気が高そうです。
パートナーには思い切り愛情を注ぐでしょう。
さらに、金星は美や芸術を表すので、アートや音楽なども得意分野です。
美しい物に惹かれる傾向があるので、ラグジュラリーな趣味を楽しむでしょう。
ただし、遊びすぎや贅沢のしすぎには注意が必要です。
木星は本来、学問や哲学を司り、人生の意味について深く考える天体です。
しかしこのアスペクトの場合、金星が物質的な豊かさを追い求めるあまり、木星の目的を曖昧にすることもあります。
「本当の幸せとは何か」に向き合うことこそ、このアスペクトの大きな課題です。
木星が望む精神的な発展を遂げることで、さらに輝ける人になるでしょう。
金星と木星 120度 トライン
金星と木星が調和の取れた角度で結ばれています。
吉星と呼ばれるこの２つの天体が結ばれることから、金星と木星のトラインは強運のアスペクトと言われています。
仕事運、人気運、金運に恵まれる運勢です。
性格は誠実で温かく、笑顔が印象的な人でしょう。
仕事にも恋愛にも遊び心を忘れないので、いつも周囲をユーモアで楽しませます。
そして、このアスペクトを持つ人は、独特のリズムとトーンを持っていることが多いです。
声の出し方で、言葉に重みが加わり、説得力が生まれます。
独自の考えを伝えるときは、特にカリスマ性を発揮するでしょう。
他人を助けることに誠実で、慈善事業に関心がある人に多くみられます。
声の特徴を活かして、音楽の分野で活躍するかもしれません。
得意な分野が多いぶん、なんでもやり過ぎ傾向にあり、面白いと感じたことに対しては休むという概念がないので、意識して休むように気をつけましょう。
金星と木星 90度 スクエア
天体同士が90度の角度に位置すると、緊張感のある関係になります。
緊張感のあるスクエアの中でも、金星と木星のスクエアは１番扱いやすいアスペクトでしょう。
このアスペクトを持つ人は、「物事はきっと上手くいく」と信じる楽観的な性格をしています。
実際に運が良いので、大抵のことは乗り越えられるという自信があります。
コミュニケーション能力が高い人に多く見られるアスペクトで、誰にでも親切で優しいため、たくさんの人から好かれる性格です。
ただし、責任感が足りない部分や、若干お金にルーズなところは注意が必要です。
他人を叱ることが苦手で、自分も甘やかしがちです。
贅沢が好きな金星に対して、拡大する木星が角度を取っているので、このアスペクトを持つ人は散財する傾向が強いです。
楽しいことがとにかく好きなので、買いすぎやお酒の飲み過ぎには気をつけましょう。
芸術創作を始めると、並外れた集中力を発揮し、没頭するでしょう。
スクエアの心地よい緊張感が芸術性をより高くします。
金星と木星 180度 オポジション
天体同士が180度で、向き合うように位置するアスペクトがオポジションです。
優しい性格で、外見が整っている人に多いアスペクトです。
オポジションは外へ働きかけるアスペクトなので、金星特有の華やかさが、外へ向けて広がりを見せるという意味になります。
人を惹き付ける魅力があり、社交的な人です。
コミュニケーション能力に長けているので、様々な分野で活躍できるでしょう。
恋愛では、恋多きタイプかもしれません。
自分を成長させてくれる異性に惹かれる傾向があり、意外と面食いでもあります。
華やかな性質を持っている一方で、木星が過剰に金星を刺激すると、判断力を鈍らせる要因になります。
お酒の飲み過ぎや、散財には注意しましょう。
さらに、優しすぎる性格から「ノー」と断るのが大の苦手です。
人から利用されないためにも、独自の断り方を決めておいた方が良さそうです。
大人数でわいわいすることも好きですが、同時にひとりの時間も楽しめる人です。
生まれ持った芸術の才能があるので、自分が生み出した作品を積極的に発信しそうです。
旅行することで、たくさんの新しいアイデアやインスピレーションを得られるでしょう。
