金星と火星のアスペクト
愛の星「金星」と情熱を表す「火星」のアスペクトです。
どちらも恋愛に関係ある天体なので、恋多き人に多いアスペクトです。
ソフト、ハード、どちらのアスペクトでも異性からの人気が高いでしょう。
金星と火星 0度 コンジャンクション
2つの天体がホロスコープ上でぴったり重なる状態をコンジャンクション(合)と呼びます。
女性性を表す「金星」と男性性を表す「火星」が重なっていることから
このアスペクトを持つ人は、女性と男性どちらのエネルギーもバランスが取れています。
正反対のエネルギーを上手に調和しているので、周りからはとても魅力的に映るでしょう。
性格も社交的で、新しく人と知り合うことに楽しみを見いだせます。
オープンマインドな人なので、自然と人が集まって来るでしょう。
そして、金星と火星はロマンチックで情熱的なアスペクトでもあります。
恋愛も趣味も、好きになったら一直線!考えるよりも即行動に移すタイプです。
「火星」は情熱の星なので、恋愛に関しては特に積極的にアプローチしていくでしょう。
金星と火星のコンジャンクションが、火星にとって居心地の良いサイン【牡羊座、蠍座、山羊座など】にあると、セクシーな魅力を漂わせる人になるでしょう。
反対に、金星にとって居心地の良いサイン【牡牛座、天秤座、魚座など】にあると、もう少しおっとりした印象で、可愛らしい魅力が強くなります。
火星が強い人は、針仕事や包丁を使うのが得意だと言われています。
そこに女性的な金星が合わさるので、服飾や料理を仕事や趣味にする人も多いでしょう。
流行にも敏感なので、ファッションやアクセサリーデザイナーなど、センスを活かせるクリエイティブな仕事も向いています。
金星と火星 120度 トライン
「金星」と「火星」が調和の取れた角度で結ばれています。
男性のエネルギーと女性のエネルギーがうまく調和している状態です。
人を惹き付ける魅力に溢れた、人気者のアスペクトです。
社交性があり誰とでも仲良く話せるので、場の雰囲気を明るく出来る人です。
「火星」の情熱に「金星」の優しさが加わるため、性格は温かく、思いやりに溢れています。
常に自分に正直でありたいからこそ、周囲の人にも誠実に接しようと努力します。
反対に、周りも当然自分に対して正直であると信じているので、嘘を見抜くのは少々苦手です。
やたらと褒めてくる人には、注意するようにしましょう。
優れた芸術センスを持っているので、表現することや創造することに長けています。
大切なのは、自分が生まれ持った能力に気づき開花させることです。
トラインは吉角と呼ばれるアスペクトですが、環境に恵まれる分、能力が開花するきっかけになるような、逆境、またはハングリー精神が弱いということもあります。
みんなこれぐらい出来るはずと思っていることが、実は自分に秘められた隠れた才能だったりするかもしれません。
得意なことは思い切って取り組んでみましょう。
金星と火星 90度 スクエア
天体同士が90度の角度に位置すると、緊張感のある関係になります。
女性性を表す「金星」と男性性を表す「火星」が緊張感のある角度を取るので、自分の中にある女性エネルギーと男性エネルギーのバランスを取るのが難しくなります。
どちらか一方のエネルギーだけを使い、もう一方を疎かにしてしまいがちです。
例えば、このアスペクトで火星の方が強いと(火星が牡羊座、蠍座、山羊座などにある場合)より野心家な性格になり、出世欲が高い傾向があります。
しかし、スクエアのアスペクトによって無視された女性のエネルギー(金星)は、行き場を失うので、パートナーにイライラや怒りを感じるなど、思わぬ形で爆発するでしょう。
恋愛関係では特に情熱的になるアスペクトなので、喧嘩や、愛憎が絡む関係に発展しやすい傾向があります。
「金星」は何が欲しいか、そして「火星」はどうやって手に入れるかを表す天体なので、このアスペクトを持つ人は、欲しいものに対して我慢ができません。欲しいか、欲しくないかをすぐに判断します。
「火星」は、自己中心的で、人のことなどお構いなしな天体です。ですが、「金星」から得る女性性のエネルギーに切り替えることができれば、周りの人に関心を持ち、何を欲しているか察する能力が生まれます。
周りの人が何を求めているか分かることは、このアスペクトを持つ人の強みです。
周りの人を助けること、与えることによって、自分のエネルギーバランスが取れるでしょう。
さらに、芸術またはスポーツを始めれば、どこまでも努力できる人です。
達成することに強い気持ちを持っているので、高い目標に挑んでいけるでしょう。
金星と火星 180度 オポジション
天体同士が180度で、向き合うように位置するアスペクトがオポジションです。
このアスペクトで火星が強いと(火星が牡羊座、蠍座、山羊座などにある)、火星の男性性が強調され、衝動的な性格が押し出されます。
相手のことを考える前に、自分の主張を押し通すかもしれません。
反対に、金星が強い女性の場合(金星が牡牛座、天秤座、魚座などにある)、支配欲の強い男性に好かれやすく、トラブルになりやすい傾向があります。
このように金星と火星のオポジションは、「女性性のエネルギー」と「男性性のエネルギー」共に正反対のエネルギーが衝突します。
火星が持つ「情熱」「野心」を燃やしてみたり、金星が持つ「調和」「美」のエネルギーを使ってみたり、両者のバランスを自分の中で取れるようになることが理想的です。
このアスペクトを持つ人は、感情豊かでとても情熱的です。
容姿端麗でロマンチストなので、恋多き人でしょう。
しかし、恋愛観と好きなタイプに矛盾が起こるので「この人がいないと生きていけない」と思った次の瞬間には「もうこの人とは一緒にはいられない」となってしまうように、強い感情が交互に起こりがちです。
激しい情熱を受け止めてくれる、パートナーが必要でしょう。
そしてこのアスペクトの人が持つ情熱は、スポーツやアート、音楽、ダンスなどで発揮されます。
自身のなかに対立するエネルギーがあるからこそ、人生の明るい部分も暗い部分も、豊かに表現できるでしょう。
冒険心溢れる大胆な気質があるので、慣れ親しんだ場所を離れ、都会や海外などで仕事をすることもあるでしょう。