冥王星はふたたび山羊座へ【移行期の過ごし方】

いつも「星とピオニー」を読んでいただき、ありがとうございます。

今回は冥王星についてお話ししようと思います。

 

冥王星はもうすぐ山羊座のサイクルを終え、水瓶座というの新しいサイクルに入ります。

星座の入れ替わりと共に、わたしたちは大きな転換点を迎えようとしています。

 

2023年3月24日にに水瓶座に入った冥王星は、2023年の6月11日に再び山羊座に戻ってきました。

今回は2024年の1月21日まで山羊座に留まることになります。

 

今年の3月24日から6月11日までは、冥王星水瓶座の時代の練習期間のようなものでした。

皆さんはその期間をどう感じたでしょうか。

慌ただしく過ごした人もいれば、心がすっと軽くなるのを感じる人もいたでしょう。

新しい挑戦を始めた人もいるかもしれません。

 

わたしたちは、いったん山羊座に戻り、水瓶座の時代に本格的に入るための最終準備をします。

約5ヶ月逆行した後、冥王星は2024年1月21日に再び水瓶座に入ります。

(完全に水瓶座に落ち着くのは2024年11月20日となります)

この期間は、なじみのある世界と新しい世界を行ったり来たりすることになるでしょう。

社会としても、個人としても難しい期間となりそうです。

 

まず、社会では水瓶座の時代に入るための具体的な問題が浮き彫りになるでしょう。

水瓶座は改革しようとする星座ですから、あらゆるシステムを新しくしようとします。

そうしたときに、資産はどうなるのか、安全やセキュリティは守られるのかなど、非常に具体的な問題に向き合わなくてはいけなくなるでしょう。

全てが変わろうとする流れは止まりませんから、この期間はかなり慌ただしくなりそうです。

 

個人としても、この期間はとても大切です。

わたしたちは、山羊座に戻ることで少し夢から覚めたような気持ちになるでしょう。

水瓶座で感じた心の軽さが一時失われ、山羊座の考えが押し寄せるようにやってきます。

仕事や地位、お金、資産、結婚、家などが再び優先順位の上位に上がり、自由や知恵、生き方のような目に見えないトピックが後回しにされがちです。

心は新しい世界を求めているのに、古い価値観が邪魔してくるような感じです。

 

この期間は、できるだけ肩の力を抜いて過ごしたいものです。

今はどうしても山羊座の価値観に引っ張られてしまうのですが、それでもこれから訪れる変化に備えましょう。

ここまで信じてきた考えは、来年以降になれば大きく変わるかもしれないのです。

そうなることに備えて、今までの人生を振り返ってみるのも良いかもしれません。

あなたが今までしてきたことや、頑張ってきたことを大いにたたえましょう。

また、昔のことを思い出して、しなかったことを後悔することがあるかもしれません。

挑戦しなかった、勉強しなかったなど、自身のなかでもやもやしていたら、それらもすべて山羊座の時代に置いていけると良いなと思います。

できたことも、できなかったことも、少しずつ整理して手放して行きましょう。

これから訪れるのは風のように軽くなる時代です。

重荷を下ろして、新しい時代を迎える準備をしていきましょう。