1ハウスの意味
「1ハウス」のテーマは自分自身です。
自己表現やアイデンティティなど、個性を表す場所です。
1ハウスに天体がある人は、その天体が自身の成長に大きく影響します。
自分自身と向き合う時間を取ることで、より1ハウスにある天体を活かせるでしょう。
1ハウスの火星
1ハウスは、「自分自身」を象徴する重要なハウスです。
そして、火星は「自信」「勇気」「行動力」など、活動的なエネルギーを司る天体です。
1ハウスに火星がある人は、強い肉体、または強い精神力(もしくは両方)に恵まれます。
有り余るエネルギーと熱意によって、人生をパワフルに切り開いていくでしょう。
それでは、火星が1ハウスにある人の性格をより詳しくみていきましょう。
エネルギー
1ハウスに火星がある人は、活動的かつエネルギッシュな性格が特徴です。
まずは、バイタリティあふれる身体能力の高さが目立ちます。
スタミナがあり、長時間体を動かし続けることが得意です。
体を鍛えたり、スポーツをしたり、体力のいる仕事をこなしたりするなど、活力に満ちた生活が理想的です。
健康的な身体とそこから生まれる自信によって、圧倒的な存在感を放ちます。
ホロスコープ上の火星の状態によっては、身体的よりも、精神的な強さとして、1ハウス火星が働く場合があります。
そのような場合は、スケールの大きなことを好む、大胆な性格となります。
挑戦を怖がりませんし、目的が難しいほど力が湧いてくるでしょう。
人に頼るよりも、なんでも自分で解決しようとする性格です。
(身体的にも精神的にも)突出したエネルギーの高さを誇るからこそ、それらを上手に扱うことが大切です。
エネルギーを上手く使いこなせないと、落ち着きのなさや怒りっぽさにつながります。
・定期的な運動
・自らを競争的な環境に置く
・難しい目標を目指す
・新しいことにチャレンジ
上記のように、火星のエネルギーを使うことを意識するとよいでしょう。
やってみたくて、うずうずしてしまうようなことにこそ、火星が力を貸してくれます。
ひとり行動
1ハウスに火星がある人は、生まれつき独立心の強い傾向にあります。
束縛を嫌い、自分のやり方で物事を進めることが好きです。
自己主張が強く、決断力があるので、ひとりで仕事を進めることが向いています。
同時に、人間関係に悩みを抱えることが多いようです。
というのも、特有の存在感や強いオーラで、知らず知らずのうちに周囲を圧倒していることがあります。
さらには、大胆な行動や率直な発言に、相手はどこか落ち着かない気持ちになることがあるでしょう。
チームで働く場合には、周りをよく気遣い、多くコミュニケーションを取るとよいです。
もし可能であるならば、ひとりで行動する方が(実際のところ)効率はよいでしょう。
有り余る体力に、自分でなんでも決められる決断力、ちょっとやそっとではへこたれない精神力のある人ですから、ひとりでも十分に仕事をこなせます。
自分ひとりで道を切り開くのか、それとも人間関係に気を遣いながらチームで働くのか……、(1ハウスに火星がある人には)特に多い悩みです。
両方のバランスの取り方をよく考えていくとよいでしょう。
芯の強さ
1ハウスに火星がある人は、自分の「望み」を強く抱き、そのためにどこまでも努力します。
勇気を持って行動し、困難にもめげません。
競争心も強いので、1番になりたいという思いは良いモチベーションとなるでしょう。
ひとつを達成しても、新しい目標をみつけると再び闘志が燃え上がります。
自分の努力と結果は、そのまま個性につながると信じているからこそ、限界まで能力を引き出したいのです。
火星の状態によっては、これらの性質が(ご自身の性格よりも)やや強すぎると感じる人もいるかもしれません。
しかし、共通してみられるのは圧倒的な芯の強さです。
自らの強みを理解し、成長しようとする強い意志が備わっています。
自分の内なる力を信じて、1ハウスの火星を上手に活かしていきましょう。
おわりに
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
今回は、火星が1ハウスにある人の性格とその魅力についてご紹介しました。
このサイトでは火星星座についても解説しています。ハウスを読み解く際にはぜひ火星星座も合わせてご覧ください。