占星術の木星
占星術で木星は「幸運をもらたす天体」として知られています。
わたしたちの人生を豊かにしてくれる、寛容な天体です。
木星は12年かけて12星座を一周するので、約1年にひとつの星座を訪れることになります。
出生図の木星星座を調べることで、木星の性質をどのように表現できるか、知ることができるでしょう。
それらは、「幸運を引き寄せるためのヒント」となります。
また、木星は「拡大」をもたらす天体ですから、精神と知性の成長を助けてくれます。
自身の長所をどう伸ばしていけば良いか、木星星座から多くの学びを得られるでしょう。
射手座の木星
射手座は未来志向で、常に高いところを目指す星座です。
木星は射手座のポジティブな性質の中で気分良く過ごせるので、これはとても良い組み合わせです。
木星射手座の人は、普段からラッキーだと感じる機会が多いのではないでしょうか。
なにをするにもタイミングが良かったり、突然チャンスが巡ってきたり、人生のあらゆる場面で運が味方します。
そのせいもあってか、大人になるほど楽天的な性格になっていくことが多いでしょう。
大抵のことはなんとかなるので、失敗への恐怖心が少ないのです。
実際にやってみないことには始まらないので、考えるよりもまずは行動に移します。
このような自発性ある行動を木星は高く評価するので、勇気を持って挑戦するときほど運がついてくるでしょう。
木星射手座の人は、世界の面白そうなことをすべて経験したいと思っています。
わくわくするときほど、木星の力は働いています。
幸運を引き出すヒント
木星射手座の人がさらに輝くために3つのヒントをご紹介します。
①旅に出かける
木星という天体は、どんどん広がる性質をもちます。
射手座にあることで木星の力は強まるので、広がる力はより一層強まります。
そうなると、自身の世界を”外から”も”内から”も広げたいという衝動にかられるでしょう。
そこで、「旅」は木星射手座の人にとって大きな意味を持ちます。
新しい世界に触れ、自身が根本から変わるような経験をしたいからです。
国内、海外を問わず、新しい土地でみるもの、その土地の文化、人々との交流はどれも刺激的でしょう。
新しい考えを積極的に受け入れられる人ですから、どんどん成長することができます。
世の中のトレンドや情報にもアンテナを張ってきましょう。
好奇心旺盛であるほど、運はどこまでも味方してくれます。
②学習する
「射手座の木星」と「学習」はとても良い組み合わせです。
先ほども述べた通り、木星は拡大する天体なので、自身を”内側”からも広げようとします。
木星射手座の人はその影響を受け、自身を”内側”から広げるべく、何歳になっても学習を続けるでしょう。
専門知識や歴史、哲学、言語、外国の文化などは、すべて射手座の守備範囲です。
あらゆるものに「なぜ」という疑問を持つことで、深い原理を理解しようとします。
吸収したことを自分の知識として活かせるようになるのも早いですし、それらを大いに活用できるでしょう。
なにより、冒険したくてうずうずしている木星射手座の人を、ひとつの場所に留めておくには新しいことを学ぶほかありません。
射手座は火のエネルギーと関係していて、休むよりも活動を必要としています。
刺激的な日々がないと、エネルギーの循環が上手くいかず、気が滅入ってしまうのです。
外出やスポーツでアクティブに過ごすのと同じように、読書や勉強もわくわくする冒険となるでしょう。
内面の広がりによって、木星射手座の人の人生はとても豊かになります。
③ビジョンを描く
木星射手座の人の多くは、未来志向です。
より良い未来を想像し、ビジョンを現実のものにしようとする時に力がでます。
「未来はこんなに素敵な自分になっている」と、理想の姿を描いてみましょう。
射手座はそのシンボルの通り”射ること”を得意とする星座ですから、「ターゲット」をはっきりさせなくてはいけません。
セルフイメージを高めることで、その一点に集中できるのです。
「ターゲット」が決まると、木星射手座の人は驚くべき力を発揮します。
もともと豊富なエネルギーはさらに活性化し、ほぼ休みなしで活動することができます。
時々は休んで欲しいのですが、一度動き出した木星射手座の人は誰にも止めることはできません。
わくわくしているときほど、自力で運を引き寄せられるでしょう。
また、自分だけでなく、社会にとってのビジョンを描くことも得意です。
良いビジョンを人々と共有し、それを現実にするために協力し合うことができます。
教育や研究、出版などをはじめとする、知的な長所が活かせる仕事が向いているでしょう。
どんな状況でもポジティブでいられる性格は、周囲にとても良い影響をもたらします。
おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございました。
今回は、射手座の木星をさらに豊かに表現するためのヒントをご紹介しました。
木星星座を読み解くうえで、ご参考になれば嬉しいです。