蟹座の火星
占星術で火星は、エネルギーや情熱をあらわします。
どんなことでやる気が湧き、何のために立ち上がりたいのかを示す天体です。
火星星座を知ることで、火星の力を良い方向へ導けるでしょう。
性格について
蟹座は、家族を大切にする優しい星座として知られています。
感情が豊かで、内面の世界に目を向ける星座です。
攻撃的で、外へ働きかける火星の性質は、蟹座の性質とはやや相容れないものです。
それなので、火星蟹座の人は自身がもつ「強さ」を隠す傾向があります。
あるいは、まだ自分の強さに気がついていないかもしれません。
みんなで一緒に生きようとする火星蟹座の人は、自分だけで強引に何かをすることを嫌います。
意見を声高に主張して、自らの強さをひけらしたくはないのです。
繊細な外見に、穏やかな雰囲気がただよう人ですから、周囲も火星蟹座の人の強さに気がつかないでしょう。
しかし、本当は粘り強く、いざというときに爆発的な力を出せる人です。
その時がくるまでは、なるべく対立を避け、冷静さを見失いません。
優しい性格なので、普段から周りの人の面倒を見ることが多いでしょう。
困っている人がいれば、すぐに行動し、助ける力があります。
他の人の悩みにもよく気がつくので、精神面のサポートをしたり、保護したりすることを仕事と結びつける人もいるでしょう。
原動力
火星蟹座のエネルギーは、「感情」と結びついています。
喜びや、怒り、悲しみのように、火星蟹座の人はドラマチックな感情を抱えています。
感受性が強く、それゆえに心配や不安をよく感じるかもしれません。
火星蟹座の人は、自身の感情を整理したり、自由に表現したりできるような、安心できる「家」を求めています。
「家」とは、人によっては家庭であったり、職場であったり、または地域よりもっと広い範囲を指すかもしれません。
安心があってこそ、感情と向き合い、内面の世界を広げることができるのです。
大切な人たちが嫌な思いをしたり、今まであったものを変えられたりするのは、耐えられません。
こうした「家」を守るためならば、火星蟹座の人はどんなことにも立ち向かえるでしょう。
いざとなったら、守るべきもののために戦うことができる人です。
そして、守りたいものは年々増えていくでしょう。
大切な全ての人たちのために、安全だと感じられる場所をつくってあげたいと思うようになります。
恋愛でも、安心感を与えてくれる人を好み、はやく家庭をもちたいと思う人も多いでしょう。
安心できる場所では、自分の内面の世界により深く入り込めるからです。
一旦感情に飲まれると、心のコントロールが上手くとれなくなることもあります。
音楽や読書、または芸術的な創作など、感情を流すような作業をすることで、心の安定が得られそうです。
「火星蟹座」を使うためのヒント
家族と一緒に過ごしたり、好きな人と過ごしたりする時間に心が安まります。
なじみのある場所や、慣れ親しんだ人たちに囲まれるのが好きでしょう。
それなので、生活が変化するような時期は、不安定になりやすいかもしれません。
または、自分のやり方を変えられると、感情が爆発することもあります。
それでも「変化」を少しずつ受け入れていくことで、自身の世界が広がっていくでしょう。
誰よりも慎重な人なので、本当は変化に強いことを自分でもわかっているはずです。
もしも不安を感じたときには、信頼できる人に、自分の選択は正しいか聞いてみると良いかもしれません。
答えは自分の中にあっても、人に言ってもらえることで楽になることがあります。
そして自身の感情をよく理解している分、不安を抱えている誰かに寄り添うことができるでしょう。
周りの人の感情に敏感だからこそ、助けが必要な人をみつけることができます。
「守る力」は火星蟹座の人の特別なエネルギーであり、大勢の味方になれる人です。
おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございました。
今回は、蟹座の火星による特徴をご紹介しました。
火星星座を読み解くうえで、ご参考になれば嬉しいです。