天秤座の火星
天秤座はよく考え、時間をかけて物事を決める星座です。
火星は天秤座にあることで、より慎重になり、自分が本当にするべきことに集中できるようになります。
性格について
火星は、「わたし」が中心となって、自分のやりたいように動く天体です。
反対に、天秤座は「わたしたち」という意識をもって、人との調和を考える星座です。
火星と天秤座の関係を考えると、火星が思うままに行動しようとすると、天秤座が「一度考えてから動こう」と止めるような構図がみえてきます。
それなので、火星は天秤座にいることでやや窮屈な思いをします。
そのせいで、火星天秤座の人は、火星を使いこなせるようになるまでは、自分を表現することが苦手かもしれません。
しかし、火星と天秤座による「正反対のエネルギー」を上手く使いこなせれば、たくさんの恩恵を受けることができます。
まず、自分に向いている矢印を外へ向けさせて、周りに目を向けるのは、火星にとって全く新しい経験です。
天秤座は、火星が考える「強さ」を根本から変えていきます。
ひとりで戦っていたのを「みんな」で戦えるように、そして攻撃していたのを「優しさ」という強さに変えることができるでしょう。
天秤座にいることで、火星は調和を大切にする「新しいエネルギー」に変化していきます。
それなので火星天秤座の人は、よくコミュニケーションをとり、困っている人たちのために動けるでしょう。
なるべく対立をさけ、もし問題が起こったとしても、公平な立場から冷静に対処できます。
火星が不活発に働いている間は、周りの人に頼りがちですが、しだいに内面の強さが現れ、凜と雰囲気をもつようになるでしょう。
誰に対しても愛情を示すことができる、優しさにあふれた人です。
原動力
火星天秤座の人は、平和な暮らしを大切にします。
自分のためだけではなく、周りの人たちみんなが幸せでいられるよう願う人です。
全員が平和に暮らすためには、それぞれが「正しく」行動するべきだと考えるでしょう。
火星天秤座の人は、「平等」や「公平」といった、道徳に関することに対してとてもに敏感です。
特に、理不尽な思いをしたり、不平等に扱われたりするのは、たとえ人のことだとしても許せません。
天秤座は「正義の天秤」の象徴ですから、いつも「正義」のために立ち上がることができるでしょう。
例えば、社会の不正と戦ったり、目についた良くない行動を正したりするかもしれません。
実際に職業として、法に関わる仕事を選ぶ人もいれば、身近な人の問題を解決することもあるでしょう。
天秤座はコミュニケーションが得意な風のサインですから、言葉と頭脳をつかって問題を上手に解決します。
普段は対立をさける性格ですが、正義のためならばとことん議論しそうです。
あらゆる方向から問題を検証し、周囲の人たちが被害を受けないよう助けることができます。
火星天秤座の人は正義の味方であり、当然のことながら、周囲からの人望も厚いでしょう。
恋愛でも、自身と同じように平和を愛し、いつも笑顔を絶やさないような人を好むようです。
センスの良い、洗練された雰囲気の人には特に惹かれるかもしれません。
「火星天秤座」を使うためのヒント
火星天秤座の人は、周囲と調和することが得意です。
競争したり、張り合ったりせずに、穏やかに関係を作る方法を知っています。
温和な雰囲気にくわえ、優雅な魅力があるので自然と周りに人が集まってくるでしょう。
天秤座は、他の人を通して自分を知っていくような星座です。
ですから周りに人がいると、よりモチベーションが保てるという人も多いようです。
しかし、その分周りの人たちのエネルギーに影響されやすくもあるようです。
疲れた人や、怒っている人が近くにいると、なぜかやる気がでないこともあるでしょう。
それなので火星天秤座の人は、みんなが心地良くいられる空間を作ろうとします。
周りの人たちが穏やかでいることが、自身の平穏につながるからです。
それでも疲れを感じたときには、「美しいもの」をみると良いかもしれません。
美的感覚に優れた人ですから、美しい景色やアート、ファッションや映画などに触れると癒やされます。
中には、芸術の創作に情熱を燃やす人も多いかもしれません。
絵を描いたり、文章を書いたり、デザインを考えたりする時間にも、火星のエネルギーはスムーズに放出されます。
またはジムへ通ったり、ダンスやピラティスのようなおしゃれな運動を楽しんだりすることでも、気持ちがすっきりとするでしょう。
おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございました。
今回は、天秤座の火星による特徴をご紹介しました。
火星星座を読み解くうえで、ご参考になれば嬉しいです。