2026年も折り返し地点が見えてくる6月が始まりました。
ここ数ヶ月を振り返ると、主要な天体が次々と舞台を変え、「大変革期の幕」が一気に上がるような日々が続いてきました。そんな2026年前半の大きな節目となるのが、この6月です。
月の前半は、蟹座で約1年を過ごしてきた木星が、いよいよ最終章を迎えます。
「守る」というテーマが、ここでひとつの区切りへ。
そして6月の終わりには、木星が獅子座へと移っていきます。2026年の星の大移動がここで完結し、新しい時代へ向けたフォーメーションが、いよいよ整います。
エネルギーは「内側」から「外側」へ。未来へ向かう力がぐっと高まっていきます。
それでは、わたしたちを次のステージへと導く6月の星空を、詳しく見ていきましょう。
2026年6月の主要天体イベント一覧
6月は、月の前半と後半でガラリと空気感が変わる1ヶ月になりそうです。
月の前半には、まだ「水」のエネルギーがあたたかく残ります。
なかでも、10日の金星と木星の合は、蟹座木星期の最後の贈り物のような配置です。この1年、内側で育ててきた安心感や大切なつながりが実を結ぶような、ほっとできる瞬間になるかもしれません。
15日には双子座で新月を迎え、天王星が双子座で起こしている変化の波に、いよいよわたしたち自身も乗っていこうと思えるタイミングです。
月の後半に入ると、前に押し出されるような空気感がじわりと強くなっていきます。
20日にはキロンが牡羊座から牡牛座へ移動し、豊かさや生活の土台を長い時間をかけて見つめ直す、大きな流れが始まります。そして6月30日、木星が獅子座へ移動。ここから、エネルギーは一気に「火」と「風」の、能動的な流れへと切り替わっていきます。
まずは、主要な天体イベントを一覧で確認してみましょう。
| 日付 | 天体イベント | キーワード |
|---|---|---|
| 6月10日 | 金星・木星 合 | 心を満たす愛と安心感 |
| 6月15日 | 双子座の新月 | 言葉・学び・発信の新しい始まり |
| 6月20日 | キロン 牡牛座入り(プレ期) | 本当の安心を見つめ直す |
| 6月29日 | 火星 双子座入り | 考え、発信、動き出す力 |
| 6月30日 | 木星 獅子座入り | 自分らしく輝く流れの始まり |
キロンは、傷と癒しを象徴する小天体です。牡牛座に本格的に入るのは2027年4月ですが、
2026年の6月20日から9月18日まで、一足先にプレ期として牡牛座へ入ります。
この期間は、お金や食、暮らしの安心にまつわる不安が浮かび上がりやすくなります。生活は続けられるのか、安心して暮らしていけるのか。世界情勢を見ても、そうした問いを感じている人は少なくないはずです。
キロン牡牛座のプレ期は、その不安を煽るものではなく、本当の安心とは何かをじっくり見つめ直すタイミングです。自分の内側から安心を育てていくことがテーマとなります。
ここからは、特に注目したい星の動きを詳しく見ていきます。
木星蟹座期のおわり

2025年6月から約1年間、木星は蟹座に滞在してきました。
木星にとって蟹座は、力を発揮しやすい「高揚」(エグザルテーション)と呼ばれる場所です。
この1年は、蟹座が象徴する「安心・安全」というテーマが、どれほど尊いものかを社会全体で深く感じていく時間でした。
健やかに過ごせる毎日、心穏やかでいられる時間は当たり前ではなく、丁寧に守るべきもの。この1年を振り返ると、「守る」というテーマが、さまざまな形で広がっていったことに気づきます。
その意識はさらに大きな輪となり、子どもたちをどう守るかという問い、災害にどう備えるかという切実な意識、そして国家としてどう国を守るかという防衛への関心まで広がっていきました。
あらゆる立場から、「保護」や「防衛」という蟹座の本能的なテーマの大切さが、社会全体に共有された1年でした。
金星・木星の合

その木星蟹座期の集大成となるタイミングが、6月10日の金星・木星の合です。
この1年、大切に育ててきた「心の安心」「家族や大切な人とのつながり」「自分の居場所」が、金星によって花開くような配置です。
金星も木星も、占星術においての吉星。ふたつの吉星が重なるこの配置は、幸運のタイミングとして知られています。今回は蟹座ということもあり、その幸運は、遠くの成功や派手な拡大ではなく、家族、親しい人、住まい、心が落ち着く場所に宿りやすいと読めます。
大切な人に感謝を伝える、仲直りする、一緒に食卓を囲む、家を整える。そんな蟹座らしい行動が、この時期の運気を活かす鍵になるでしょう。
もうひとつ見逃せないのは、金星木星合は「受け取る」配置でもあるということです。
褒め言葉、親切、愛情、周囲からの助け。この時期は、遠慮をするのではなく受け取ることで、心が満たされていきます。
その土台の上に、次の流れが始まります。
6月末からの木星獅子座期は、自分自身を堂々と外へ表現し、舞台の主役へと向かう時間です。蟹座で育てた安心が、獅子座での輝きを支えていきます。
木星獅子座期の始まり

そして6月30日、木星が獅子座へ移ります。
内面を育んでいた時間がそっと終わりを告げ、エネルギーはここから一気に外へ向かいます。
木星獅子座期は、12年に一度めぐってくる「自分らしさを大きく表現する時間」です。
遠慮していた表現、眠っていた才能、好きだけれど後回しにしていた創作活動に、光が当たりやすくなります。
作品をつくる、発信する、人前に立つ、好きなことを堂々と続ける。
そんな獅子座的な行動に、木星の力強い追い風が吹きます。
目立つことや評価されることは、不安をともなうことも多いものです。
でもここからの1年は、そのような不安を手放し、自信を育てるチャンスの時間でもあります。
「もっと自分を見せていい」という空気が社会全体に広がり、表現することへの恐れが少しずつやわらいでいきます。
この時期のヒントは、獅子座の本質である「喜び」をみつけることです。
嬉しいこと、ときめくこと、心が弾むこと。そういうものに光を当てていきましょう。
木星は何でも大きくする天体なので、承認欲求やプライドも膨らみやすい時期です。
ただ、「見てほしい」が動機になると、エネルギーが外側に向いてしまいます。木星が後押ししているのは、内側から湧き上がる喜びです。そこに正直でいるほど、この時期の恩恵を豊かに使えるでしょう。
木星獅子座期は、わたしたちに「人生の主役に戻ること」を思い出させてくれる1年です。
時代は「火」と「風」へ

木星が獅子座に入ることで、2026年の大きな天体移動がここに出揃います。
年の初めに土星と海王星が牡羊座(火)へ、4月に天王星が双子座(風)へ、そして木星が獅子座(火)へ。すでに水瓶座(風)に滞在している冥王星とあわせて、木星より遠い天体がすべて「火」と「風」に揃います。
占星術において、火と風は「陽」の気質を持つ能動的なサイン。
今いる場所から一歩踏み出し、新しい可能性へと動き出す力です。
遠くの天体がこれだけ能動サインに集中するということは、時代そのものに強烈な推進力が加わることを意味します。
社会全体としても、古い習慣を終わらせ、前へ進む流れがここから一気に高まっていくでしょう。
アイデアを声に出す、試してみる、完璧でなくても形にする。そんなスピード感のある流れが強まりそうです。
特に、木星が獅子座へ移る前日の29日には、火星も双子座(風)へ移動します。
恐れてためらうよりも、「知りたい」「試してみたい」という好奇心が先に立ちやすくなります。
誰かの許可を待つのではなく、自分の意志で動き出せる。そんな手応えを感じやすい時期でもあります。
一方で、地と水が希薄になりやすいこの時期、自分のケアは何よりも大切です。十分な休息、安心できる場所、ほっとできる時間。日々の暮らしをいつも以上に丁寧に守っていきましょう。
火と風の時代は、自分の意思と言葉で未来をつくれる時代です。
行く先がまだはっきりしない時代の入り口であっても、自分の声を信じて進んで行きましょう。
今の天体配置と対照的だったのが、2020年前後です。
特に2019年末から2020年春にかけて、遠くの天体が地と水の「陰」のサインに集中し、コロナ禍の始まりとも重なりながら、社会全体で「立ち止まる」「暮らしを整える」「内面を見つめる」という流れが強まりました。
あの時代とは、ちょうど反対方向へ世界は動き始めています。
おわりに

6月の星空の流れを見てきました。
木星蟹座期がここで幕を閉じ、「守る」「内面に向かう」というテーマがひとつのまとめを迎えます。
そして月末には、木星が獅子座へ移動し、火と風のエネルギーがいよいよ強まっていきます。
木星だけでなく、土星、天王星、海王星、冥王星も大きな時代の流れを作り始めている、ひときわエネルギッシュな時期を、私たちはいま生きています。
大きな節目だからこそ、体調や心の状態にも気を配りながら、ゆっくりとこの先の流れを見つめていきましょう。
この激動の星の配置を、あらためて立体的に読み解く「新時代を読む」シリーズも更新中です。
今の星の配置が、どのように新しい時代をつくっていくのかを解説しています。ぜひ覗いてみてもらえると嬉しいです。
そして、木星獅子座期は、エンタメ、趣味、推し活など、楽しむ力が戻ってくる時期でもあります。
これから始まる木星獅子座期が、たくさんの喜びと楽しい出来事を運んでくれますように。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

