水星と海王星のアスペクト
「海王星」から受けたインスピレーションを「水星」が表現する芸術家のアスペクトです。
どのメジャーアスペクトでも、創作を楽しむ人が多いでしょう。
無意識の世界を言語化するという意味では、占い師としても適性のあるアスペクトです。
水星と海王星 0度(コンジャンクション)
2つの天体がホロスコープ上でぴったり重なる状態をコンジャンクション(合)と呼びます。
海王星が持つ想像力を水星が表現する、芸術家のアスペクトです。
インスピレーションを受け取る力が強いため、日常的に創造を楽しむでしょう。
小説を書いたり、音楽やダンスを楽しんだり、映像を撮るなど、自分に合った方法で創造性を発揮します。
時々、現実と空想の区別がつかなくなることもあるかもしれません。
水星はどちらかといえば左脳からくるような情報を扱うのが得意で、海王星は反対に直感や想像、スピリチュアルな情報を得意とします。
正反対の情報が同時に入ってくるため、このアスペクトの人は常に膨大な情報を扱っていことになります。
そのため、この世界に属した情報と、直感から来る情報が混ざってしまうのです。
繊細で、感じる力が強いため、よく身体を休めるようにしましょう。
直感力が鋭いため、前もって危険を察知したり、人の心を読む力があるでしょう。
人の気持ちを汲むことの出来る優しい人です。
このアスペクトの人にしか見えない「特別な世界」を人に話したり、芸術を通して発信していきましょう。
水星と海王星 120度(トライン)
2つの天体が120度の角度で、お互いに調和の取れた状態をトラインと呼びます。
コンジャンクションと同様に、海王星のインスピレーションをうまく活かせるアスペクトです。
芸術的な分野に適性があり、想像力を使って自己表現することが得意です。
創作を楽しんだり、想像力を活かして仕事をクリエイティブにこなします。
また、このアスペクトの人は、コミュニケーション上手な人に多いでしょう。
言葉選びのセンスが高いので、会話で人を惹き付けます。
分かりやすく説明したり、自分のアイディアを効果的に発表することも得意のようです。
そして、テレパシーに近い能力が発達していることから、直感力を使って相手の考えていることがなんとなくわかるでしょう。
相手の気持ちを汲んだり、理解して癒やす力があります。
世の中を良くしたいという理念を、いつも心に持っている人なので、芸術や独自の方法をみつけて、たくさんの人を癒やしていくでしょう。
水星と海王星 90度(スクエア)
無意識の世界を表す海王星に対して、水星が緊張感のある角度を取ると、現実と精神世界の境が曖昧になります。
インスピレーションを受け取る力が強いため、無意識の世界に注意を向けることが多いでしょう。
海王星が考えの主導権を握っているので、生や死など、日常生活とはかけ離れたテーマに興味を持つかもしれません。
特に若い頃は、誰にも理解されないという気持ちを抱えることもあるでしょう。
無理に周りに合わせようとしなくても、むしろ自分の思うままに感性を深めることで心が安定します。
自分の創造性を発揮するには、周りの目や評価を乗り越えなくてはいけません。
そうやって自信を持つことで、このアスペクトの人に秘められた、芸術の才能を発揮しやすくなるでしょう。
精神世界からインスピレーションを受けとり、独自の自己表現を形にする力があります。
霊能力やサイキックのような力を持つこともあるので、スピリチュアルな分野や占いの世界にも適性がありそうです。
どちらかといえば事務作業は得意ではない人が多いので、独自のひらめきやアイディアを活かせる場があると良いでしょう。
水星と海王星 180度(オポジション)
天体同士が180度で、向き合うように位置するアスペクトがオポジションです。
オポジションは外に働きかけるアスペクトなので、海王星からメッセージを受け取り、それを外へ発信していくようなイメージです。
このアスペクトの人は、常にインスピレーションを受け取っています。
現実の情報に加えて、無意識の情報がたくさん入ってくるので、膨大な情報量に頭の中が混乱するかもしれません。
そういった情報を、言葉や芸術で表すのが理想的です。
自分をアピールする力に長けていますし、表現力も備わっています。
仕事でも趣味でも、書いたり、楽器を弾いたり、絵を描いたりすることは心の安定に繋がります。
また、海王星は理想主義の星なので、社会を少しでも良くするために一歩踏み出すかもしれません。
このアスペクトの人が発する言葉はとても不思議です。
現実感のない、ふわっと抜けたような言動は、多くの人に魅力的に映ります。
美しい生き方を考えるきっかけを与えたり、または疲れた人に癒やしを与えたりと、言葉で人を助ける機会がたくさんあるでしょう。