太陽と火星のアスペクト
自己を表す「太陽」と情熱を表す「火星」のアスペクトです。
どのメジャーアスペクトであっても、とてもエネルギッシュな人です。
行動力があり、周囲への影響力も強いでしょう。
太陽と火星 0度(コンジャンクション)
2つの天体がホロスコープ上でぴったり重なる状態をコンジャンクション(合)と呼びます。
自己を表す「太陽」に「火星」のエネルギーが加わり、強い意志が生まれます。
自信に溢れていて、存在感のある人です。
率先して行動できるので、仕事でのリーダーシップを発揮できるでしょう。
アスペクトが10ハウスにあればさらにその要素が高まり、経営者や政治家などに適性があります。
また、勇気と競争心を兼ね備えているので、スポーツ選手に向いているアスペクトともいわれています。
人間関係では、やや我を押し通しがちで、なおかつ短気な面もあります。
意見が否定されると、それを自分への攻撃と捉えてしまう傾向があるので、違った意見や、アドバイスを素直に聞くことが大切です。
太陽と火星の度数が近すぎると「コンバスト」といって、太陽の力が強すぎて、火星が本来の力を発揮できなくなると考えられています。
そうなると、このアスペクト本来のエネルギーが失われ、一時的に性格が消極的になることもあるようです。
それでも、時間と共に解決することなので、大人になるにつれて本来の自信を取り戻すでしょう。
太陽と火星 120度(トライン)
自己を表す「太陽」と情熱の星「火星」が調和の取れた関係にあります。
この2つの天体の組み合わせは、とてもエネルギッシュです。
太陽と火星のトラインの人は、自分自身への揺るぎない自信を持っています。
カリスマ的な魅力があるので、周囲からの人気も高いでしょう。
自らをうまく表現できるので、俳優や歌手のように人前に出る仕事にも適性があります。
組織で働くのならば、リーダーシップのある良い上司になるでしょう。
問題があっても一人で解決しようとせず、素直に周りの助けを求められる人です。
みんなで解決することによって、経験やスキルをシェアしようとします。
また運動神経が抜群で、スポーツが好きな人も多いでしょう。
フェアプレイを好み、相手にもルールを守ってくれる事を望みます。
ただし、運動にしても仕事にしてもやり過ぎるところがあるので、意識的に休むようにしましょう。
太陽と火星 90度(スクエア)
天体同士が90度の角度に位置すると、緊張感のある関係になります。
太陽と火星のアスペクトの場合、自己(太陽)が火星の攻撃性に刺激されるという意味に取れます。
火星のエネルギーをコントロールすることが難しいので、特に幼い頃は、我を押し通す、やや喧嘩っ早い性格になりがちです。
怖い物知らずなところがあるので、言い争いになっても自分からは引きませんし、つい神経を逆なでするような態度を取ってしまうかもしれません。
それでも、大人になるにつれて、感情の起伏は落ち着いていくでしょう。
じっとしていられない性格で、いつも何かしていないと落ち着きません。
できるだけ夢中になれることをみつけて、火星のエネルギーを発散させることが大切です。
スポーツや仕事など、自分にピタッとはまることが見つかれば、周りが驚くような力を出せるでしょう。
健全な自信を持つためにも、「競争して勝つ」といった経験はこのアスペクトの人に必要です。
自分を責めてしまうくせがあるので、なるべく自分の良いところに目を向けるようにしましょう。
太陽と火星 180度(オポジション)
太陽と火星が180度で向き合うように位置する、とてもエネルギッシュなアスペクトです。
オポジションは外に働きかけるアスペクトなので、火星による「挑戦心」と「競争心」が外へ発信されます。
勝ち負けのこだわりが強く、アスリート向きのアスペクトでもあります。
チームワークはどちらかといえば苦手なので、ひとりで責任を持てる仕事が向いています。
目標意識がはっきりしているので、情熱的に仕事を成しとげるでしょう。
果敢に攻める性格から、リスクを取り過ぎるところがあるのでその点は要注意です。
このアスペクトを持つ人は、強力な火星のエネルギーを使いこなす必要があります。
若いときは、そのせいで言い争いやもめ事に巻き込まれやすいでしょう。
周囲の感情に気を配ることが出来れば、自らの心の平穏にもつながります。
チャレンジ精神が旺盛なので、新しいことにどんどん挑戦して火星のエネルギーを使っていくことも有効です。
これと決めたことに対して、驚くような力が発揮できるアスペクトでしょう。