太陽と木星のアスペクト
自分自身を表す「太陽」と幸運の星「木星」の組み合わせです。
広がりを象徴する木星によって、広い視野に恵まれます。
おおらかで楽天的な性格の人に多いアスペクトです。
太陽と木星 0度(コンジャンクション)
太陽と木星がホロスコープ上でコンジャンクションを取ると、占星術では幸運のアスペクトと解釈されます。
社会を表す「太陽」に幸運の星「木星」が重なるので、社会的な成功を呼ぶラッキーなアスペクトです。
流れに身を任せていたらチャンスを掴んだ、ちょうど良いタイミングで人と出会ったなど、幸運を味方につける経験を多くするでしょう。
そのおかげで、明るくポジティブな性格の人が多いです。
心にゆとりがあり、どんなことも上手くいくという自信があります。
いるとその場の空気がパッと明るくなるような、社交的で爽やかな人です。
木星は学習と関係のある天体なので、常に自分をアップデートすることに前向きです。
海外に目を向けることで、視野が大きく広がり、価値観が大きく変わる経験をするでしょう。
また、独自に研究している分野があったり、大人になってから新たに専門を持ったり、学習に意欲的です。
新たな知識や技術を仕事に取り込んだり、コミュニケーションで活かしたり、自ら成功への道を切り開きます。
社会で成功を収めるのに、とても心強いアスペクトです。
プライベートではみんなでご飯を食べたり、ショッピングをしたりする、「楽しい」時間が大好きです。
「楽しい」気分によって運気がアップします。金運は良い方ですが、節約は苦手なので使いすぎには注意すると良いでしょう。
太陽と木星 120度(トライン)
コンジャンクションと同様に、幸運のアスペクトと呼ばれるアスペクトです。
運が良いと感じることや、何かに守られているような感覚をよく意識するのではないでしょうか。
何事も良い側面をみるようにしていて、特に相手の良いところをいち早く見つけることができます。
ポジティブで、笑うことが大好きな明るい性格によって、さらに運を引き寄せます。
人間関係では、時間厳守や、約束を守るといった毎日の積み重ねが、信頼を築く上で大切だと考えています。
誰に対しても誠実に接する人なので、周囲からの信頼も厚いでしょう。
また、困っている人を見ると放っておけない性格から、福祉やボランティアに興味を持つ人も多いでしょう。
木星は人道的な天体と呼ばれる通り、人を助けるために活動したいという気持ちが高まります。
生きる上での哲学を持つ人で、世の中の「正しさ」に左右されるよりも、自分の価値観を何よりも信頼します。
だからこそ、人生を長い目で見ることができるので、多少の変化には翻弄されません。
たとえ思うように行かないときでも、全ては自分にとって必要な経験なのだと捉え、前向きに進むことができるでしょう。
このようなポジティブなエネルギーによって、どんどんステップアップすることができますし、同時にたくさんの人に元気を与えることができます。
人を助けるのと同様、このアスペクトの人もまた多くの人から助けてもらえる運を持っています。
一歩踏み出すことで、そこからは運も人も味方するので、やりたいことには思い切って挑戦すると良いでしょう。
太陽と木星 90度(スクエア)
自己を表す「太陽」に対して、拡大を表す「木星」が緊張感のある角度を取ると、なんでもやりすぎてしまう傾向がみられます。
木星は拡大する天体ですから、自我(太陽)を過度に大きくすることがあるからです。
向上心が強いからこそ、結果を早く求めすぎて、自分はもっと出来るのにというモヤモヤを抱えがちです。
成果に満足できなかったり、周りから評価されなかったりすると、さらに完璧になれるよう頑張りすぎてしまいます。
わたしたちは皆、もっと大切にされたい、仕事で成功したい、人から賞賛されたいなど、人生に求めるものがたくさんあります。
このアスペクトの人は、それらを叶えられる幸運を充分に持って生まれています。
だからこそ、優先順位をしっかりと決め、結果をすぐに求めないことです。
他人の目を気にしすぎると、自分が本来望んでいないものを望んだり、結果を早くだそうと焦り過ぎたりしてしまいます。
木星は本来楽観的で、大らかな天体なので、大きな目標にフォーカスして、ゆっくりしたペースでやっていくことが合っているでしょう。
そうすることで、木星の幸運が舞い込む余裕が生まれ、思わぬチャンスがやってきます。
何でも自分で解決しようと頑張る人ですが、人から助けてもらえる運にも恵まれているので、時には思い切って人に頼ってみましょう。
そうすることで、ひとりでは叶えられないような大きなプロジェクトに挑むこともできます。
太陽と木星 180度(オポジション)
天体同士が180度で、向き合うように位置するアスペクトがオポジションです。
自己を表す「太陽」と拡大する星「木星」がホロスコープ上で向き合っています。
太陽の「自己」と木星の「膨張する性質」が反発し合い、なんでも行きすぎた行動になりがちです。
働き過ぎたり、お金を使いすぎたり、気分の浮き沈みがあったりと、なにかと極端になる傾向がみられます。
時には、自分のできる範囲を超えた「人助け」や「仕事」を受け入れてしまうかもしれません。
もともとこのアスペクトを持つ人は、運がとても良いので、多少無理をしてもなんとかなるだろうと思ってしまう傾向があります。
しかし、行きすぎた行動は、内なる葛藤をさらに刺激するので、できるだけ極端にならないよう気をつける方が良いでしょう。
過度に楽観的にならないよう気をつけ、本当にできることと、無理しないとできないことのバランスを取るように心がけると良いです。
このアスペクトの人は、自分の成功のために取り組みたい気持ちと、人のために尽くしたい気持ちが交互にやってきます。
そのせいで、自分のことに集中している間も、誰かが自分を必要としているかもしれないと思って、気が散ってしまうのです。
誰かを助けることと、自分のやりたいことがリンクすることが理想的です。
オポジションは外に働きかけるアスペクトですから、人と関わる仕事や活動は自分自身のバランスを取るためにも必要です。
哲学や宗教、スピリチュアルのようなテーマに興味を持つことが多いでしょう。そして、海外の文化に触れることで、価値観が大きく変わる経験をするでしょう。
天体のバランスさえ取れるようになれば、生まれ持った運によって、大きなことを成し遂げることができます。
誰に対しても寛大で、助けを惜しまない人なので、たくさんの人が夢の実現に手を貸してくれるでしょう。