占星術の世界へ!ホロスコープの読み方ステップ①

占星術は、わたしたちの人生や性格を星々の配置から読み解こうとする学問です。

占星術では、「ホロスコープ」と呼ばれる星の配置を示した図を用います。

初めてホロスコープをみると難しそうに思えるかもしれませんが、順を追って学んでいくことで、必ず星からのメッセージに近づくことができます。

それでは、さっそく始めてみましょう!

 

ホロスコープを用意する

生まれた瞬間のホロスコープは、出生図(ネイタルチャート)と呼ばれます。

すでに「出生図」を用意している方もいるかもしれません。

もしそうでない場合は、ウェブサイトやアプリを利用して手軽に作成してみましょう。

出生図を簡単に作成できるウェブサイトはたくさんあります。

特におすすめなのは、Astrodienst(アストロディエンスト)というサイトです。

海外のサイトですが日本語表示も可能です。

ホロスコープを作成するまでに少し手間がいりますが、占星術を長く学んでいく方にはおすすめです。

 

出生図を作成するには、自身の「誕生日」、「出生地」(生まれた市町村)、そして正確な「出生時間」が必要です。

出生時間は、母子手帳を確認したりご家族に尋ねることで、分単位まで正確な情報を集めましょう。

もし出生時間がわからない場合でも心配ありません。

「月」の正確な位置や、「ハウス」という情報はあいまいにはなりますが、ホロスコープから得られる情報はまだまだたくさんありますので、安心して次に進んでいきましょう。

 

ホロスコープの読み方

ホロスコープを読み解くには、すべての星を総合的にとらえることが大切です。

ただし、ホロスコープには情報がたくさん含まれているので、すべてを細かく追っていくと、少し圧倒されるかもしれません。

最初は、その中でも3つの要素に焦点を当てて進んでみましょう。

これらはあなたの「本質」を読み解く上で特に重要な要素です!

①太陽
②月
③アセンダント
ホロスコープを読み解く上で、①太陽と②月、③アセンダントは欠かせません。
今回は、まずホロスコープから太陽星座を調べてみましょう。

ホロスコープから太陽星座を調べる

星座占いでおなじみの「12星座」があなたの太陽星座です。

すでに自分の太陽がどの星座にあるのか知っている人も多いでしょう。

太陽星座は誕生日からも簡単にみつけることができます。

 

牡羊座(おひつじざ) 3月21日~4月19日
牡牛座(おうしざ)  4月20日~5月20日
双子座(ふたござ)  5月21日~6月21日
蟹座(かにざ)    6月22日~7月22日
獅子座(ししざ)   7月23日~8月22日
乙女座(おとめざ)  8月23日~9月22日
天秤座(てんびんざ) 9月23日~10月23日
蠍座(さそりざ)   10月24日~11月21日
射手座(いてざ)   11月22日~12月21日
山羊座(やぎざ)   12月22日~1月19日
水瓶座(みずがめざ) 1月20日~2月18日
魚座(うおざ)    2月19日~3月20日
ホロスコープから探すときには、太陽のシンボルを探しましょう。
太陽のシンボル

そして、太陽が何座にあるのかを、下にある「星座のシンボル」と照らし合わせてみてみましょう。

例として、今日(2023年8月21日現在)のホロスコープを作ってみました。

太陽のマークは獅子座(♌)にあるので、この日に生まれた人は太陽星座が獅子座だということがわかります。

 

太陽星座からわかること

占星術で太陽は、生きる意志と目的をあらわします。

星座と組み合わせることで、あなたがどんなことに情熱を傾け、どの方向に向かって努力するのかが読み取れます。

 

あなたはどのような人生を築いていきたいと考えていますか?

いきなりこのような質問をされると、戸惑うこともあると思います。

特に学生の頃や、人生の転換期には、そのような疑問が浮かびやすいものです。

そのようなとき、「太陽星座」は答えを導き出すのを手助けしてくれます。

 

では、あなたの太陽はどの星座に位置しているでしょうか?

牡羊座や牡牛座、双子座など、12星座にはそれぞれ独自の、輝くような性質が備わっています。

どの星座の人も、他の星座に劣らない素晴らしい才能を内に秘めているのです。

「太陽星座」は、こんな風に生きたらいいよ、というヒントを教えてくれます。

他と比べることなく、自分を表現する方法を示してくれるでしょう。

 

例えば、先ほどのホロスコープのように、太陽星座が獅子座の人は、生まれた瞬間に「獅子座」の方向にある太陽から燃えるようなパワーを受けています。

ただし、すぐに完璧な獅子座の人になるのは難しいかもしれません。

そのため、成長する過程で獅子座の特性を開花させていく必要があります。

獅子座を上手に活かしている人をお手本とし、他の星座の人との違いを学んでいきながら、徐々に自身の中に眠る「獅子座」の資質を引き出していくのです。

チャレンジする勇気や、みんなを喜ばせようとする愛情、リーダーシップなど、自分だけの獅子座の魅力を輝かせていくことになるでしょう。

太陽星座の特徴についてはこのサイトでも詳しくご紹介していますし、多くの占星術の先生方がそれぞれの星座について解説しているので、参考にすることでさらに自分自身への理解が高まるでしょう。

 

終わりに

次回は「月星座」と「アセンダント」の読み方について解説します。

「月星座」はあなたの内面を反映します。好きなことや心地よさを教えてくれる要素です。

そして、「アセンダント」はあなたがどのような面を人にみせているかをあらわします。他人から見たあなたの最初の印象を示すものです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

また次回お会いしましょう。