ホロスコープの読み方ステップ②【月星座編】

前回に続いて、ホロスコープの読み方をご紹介します。

今回は、ホロスコープの中で「月」がどの星座に位置するかを調べてみましょう。

前回の記事では、ホロスコープの読み方の最初のステップについて解説していますので、ぜひ読んでみてください。

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月星座からわかること

 

占星術では、「月」はどのような意味を持つのでしょうか。

地球からいちばん近い位置にある月は、わたしたちにとって身近な天体です。

夜空を照らし、静かに見守ってくれるその存在は、まるで母親のような感じがします。

占星術においても、月は母性の象徴とされているので、月を「母親・お母さん」とイメージすると理解しやすいかもしれません。

わたしたちは、職場で働いたり、学生なら学校で過ごしたり、地域の活動に参加したりして、その環境に合った役割を果たしています。

外向きな一面は、太陽星座や、次回取り上げるアセンダントによって知ることができます。

しかし、母親の前では、外とは異なる顔をみせることもありますよね。

それが、占星術の月があらわすものです。

月星座を調べることで、外ではみせない、内なる自分を知ることができます。

家庭で過ごすときや、親しい友人との時間には、わたしたちの本当の姿があらわれるものです。

例えば、会社では仕事一筋のようにみえる人も、家では趣味に没頭していることもあるでしょう。

また、無口でクールな印象のある人であっても、親しい人の前ではおしゃべりになることもあります。

月の影響下では、外面ではなく本質的な自分を表現できます。

月の位置(月星座)を調べることで、自分自身についてより深い理解を得ることができるでしょう。

  • 自分の感情
  • 好きなもの
  • 安心できるもの
  • 人にどのような優しさを示せるか
  • 自分の隠された性格 などなど!

 

ホロスコープから月星座を調べる

「月星座」を知るためには、正確な出生時間と出生地の情報を入力して、ホロスコープを作成しましょう。

 

正確な出生時間が不明な場合は、「不明」と入力するか、または「12:00PM(正午)」に設定してホロスコープを作成してください。もし午前か午後などおおまかな時間が分かっている場合は、それに近い時間を入力しましょう。出生時間が不明な場合の月星座の調べ方は、この後で解説します。

ホロスコープから月のシンボルを探す

出生図(生まれた日のホロスコープ)から、月のシンボルを探しましょう。

そして、下記の「星座のシンボル」と照らし合わせて、月が何座にあるのか調べてみましょう。

前回のホロスコープから、月星座を探してみましょう。

月のシンボルが天秤座にあるので、このホロスコープでは月星座は天秤座ということになります。

 

出生時間がわからないとき

月は約1ヶ月ほどかけて、12星座を一周します。

各星座での滞在期間は約2日から2日半ほどで、その後すぐに次の星座へ移動します。

そのため、まずは24時間の真ん中にあたる正午(12:00)を出生時間としてホロスコープを作成してみましょう。

すると、月のシンボルの上に数字が表示されます。

 

これは、月がその星座内で何度目に位置するかを示す数字です。

(先ほどの例で示したホロスコープでは、月は天秤座座の18度(厳密には18.36度)に位置していることが分かります。)

ご自身の月が(ホロスコープを正午で作成したときに)、どの星座の何度にあるかを調べてみましょう。

月がだいたい7度~23度にあれば、その星座に決まりです。
しかし、月が0度~6度にあれば、ひとつ前の星座の可能性があります。
そして、月が24度~29度にあった場合は、ひとつ後の星座の可能性があります。
出生時間が午前か午後など、もう少し詳しく分かる場合は、月星座を見つけやすくなります。
月はおおよそ2時間で1度移動するため、この情報を考慮しながら自分の月星座を推定してみましょう。
もしひとつの星座に絞りきれない場合は、両方の月星座の特性を調べてみると良いでしょう。

月星座がわかったら

自分の出生図で「月」の位置がどの星座にあるかを知ったら、それぞれの月星座の特徴を見てみましょう。

以下は、月星座ごとの大まかな性格の特徴です。

月星座が……
牡羊座:自発的に行動する、先駆者タイプ。
牡牛座:毎日の暮らしを丁寧に楽しむ、五感に優れたタイプ。

双子座:新しいことに挑戦するのが好きな、好奇心旺盛タイプ。
蟹座:感情を豊かに表現する、家族思いなタイプ。
獅子座:面倒見の良い、根っからのリーダータイプ。
乙女座:周囲の人に気配りできる、責任感の強いタイプ。
天秤座:調和を大切にする、社交的なタイプ。
蠍座:自分の信じた道を突き進む、カリスマタイプ。
射手座:自由を愛する、冒険家タイプ。
山羊座:どんなことでも成果を出す、優等生タイプ。
水瓶座:自分らしさを追求する、個性的なタイプ。
魚座:優れた第六感を持つ、芸術家タイプ。

 

もちろん、これらの特徴は月星座のほんの一面でしかありません。

月星座ごとのくわしい特徴については、このサイト上でもご紹介していますので、ぜひご覧ください。

前回お話しした通り、ホロスコープで特に重要視されているのは「太陽」、「月」そして「アセンダント」です。

太陽:あなたが人生でどのような存在になりたいか
月:あなたが心にどんな感情を抱いているのか
アセンダント:他の人からどうみられているのか

今回ご紹介した月星座は、あなたの隠れた性格が読み取れる大切な要素です。

 

おわりに

ここまで読んでいただきありがとうございました。

次回は、「アセンダント」の調べ方についてご紹介したいと思います。

「アセンダント」がわかれば、占星術の大きな3つのポイントをクリアすることになります。

また次回お会いしましょう!