魚座の水星
魚座は、直感的で、スピリチュアルな星座として知られています。
その一方で水星は、物事を道筋立てて考える、現実的な天体です。
それなので、水星は魚座にあることで、やや居心地の悪い思いをします。
水星の力をシンプルに使うよりも、複雑に働かせなければならないからです。
しかし、複雑に働くことで、水星はより輝きます。
魚座水星の人は、時間がかかっても水星の未知なる能力を引き出すでしょう。
性格について
水星魚座の人は、その場の雰囲気や、周りの人の空気を繊細に「感じ取る」ことが得意です。
水星は「言葉」を表す天体ですが、水星魚座の人は必要以上に言葉に頼りません。
全てを言葉にすると、自分の感じたものを取りこぼしてしまうからです。
普通であったら見逃してしまうような、色や音、形などから多くの情報を受け取るでしょう。
時には、自身の感情も、状況を判断する上での情報となります。
そのように水星魚座の人は、言葉を超えて、多くの情報を受け取るようです。
論理的に考えるよりも、「直感」を大切にする「右脳」タイプの人に多くみられます。
そして、魚座はスピリチュアルな星座ですから、水星魚座の人もサイキックな能力が高まる傾向があります。
まるでテレパシーのように、周りの人の感じていることを受け取ったり、相手の考えていることが分かったりするかもしれません。
または夢からインスピレーションやメッセージを受け取る人もいるでしょう。
突然、創作のイメージが湧いてくることもありそうです。
そのように、感受性が強い分、環境から刺激を受けすぎるという生きづらさを訴える人もいます。
人の感情や気から影響を受けやすく、大きな音や人混みに疲れてしまうことが多いようです。
自分自身に耳を傾けることができる、静かな時間を取ると良さそうです。
芸術に触れたり、創作したりする時間は、水星魚座の人にとって大きな癒やしとなるでしょう。
水星星座・魚座のコミュニケーション
物腰が柔らかく、穏やかで温かみのある話し方をする人です。
1から10まで聞かなくても、相手の言いたいことを雰囲気で感じ取るでしょう。
会話のテンポを相手に合わせたり、話したそうな話題を進んで選んだりするかもしれません。
12星座の中でも魚座はとりわけ平和主義な星座ですから、水星魚座の人も、相手を傷つけないような、温かい言葉選びを心がけるでしょう。
時には、相手の悩みを自分のことのように考え、真剣にその人の心に寄り添うことができます。
周りの人たちは、水星魚座の人と話すことで心が楽になり、癒やされるのを感じるでしょう。
それでも、優しい性格ゆえに気をつけなければならないこともあります。
例えば、相手を不快にさせたくないあまり、わざと曖昧に答えたり、自分の意見を押しとどめたりすることがよくあるでしょう。
あまり空気を読みすぎていると、自分だけが疲れてしまうかもしれません。
そんな時は、向こうからあなたに合わせてくれるような人と話すことが大切です。
「楽しい」や「嬉しい」といったポジティブな感情が共鳴したとき、水星魚座の人は癒やしを感じます。
普段は聞き上手な性格ですが、いきなりおしゃべりになるスイッチが入ることもあります。
気分が乗っているときには何時間でも話すことができるでしょう。
水星星座・魚座の考え方
水星魚座の人は、自分の考えと他人の考えを隔てるような境界線がほとんどありません。
初めて会う人のことも、今までになかった考えも、進んで受け入れようとします。
グローバルな感覚をもって、外国のことも進んで知ろうとするでしょう。
周りの人とはすこし違った視点から、新しい発見をするかもしれません。
そして魚座は、目に見えないものすら受け入れる星座です。
水星魚座の人も、考えや目に見えるものにとらわれず、様々な感覚を通して世界をみるでしょう。
自分は何者なのか、この人生で何をやりにきたのか、地球に存在する意味は……など答えのない疑問に、何歳になっても新鮮な気持ちで向き合います。
「不確実性」や「曖昧」を好み、答えは一つではないということを知っています。
魚座のフィルターを通すと、「光」や「魔法」など、世界の不思議で良い面がたくさん見えるかもしれません。
占星術や数秘術などの分野に興味をもつこともあるでしょう。
そして、音楽で自己表現したり、文章を書いて独自の世界を発信するかもしれません。
すべてが理屈で説明出来るわけではないと、みんなに気づかせる役割を担っている人です。
魚座の太陽12星座の最後に登場する魚座は、精神的に進化した星座だといわれています。太陽が魚座にある人は、相手の気持ちに寄り添う、「共感力」に恵まれます。また、鋭い直感力によって、人の心理が手に取るように分かるでしょう。[…]