蟹座の月
占星術における「月」は、水のエレメントである蟹座と深いつながりがあります。
「月」は蟹座に位置することで、感情や共感、直観など「月」本来の性質が活性化されます。
蟹座の月と感情
月が蟹座にある人は、非常に敏感で繊細な感性を持っています。
わずかな変化も感じ取り、刻々と変わるその場の空気を読み取ります。
他人への共感力も高く、他人の気持ちをまるで自分のことのように感じ取れるのです。
蟹座は「潮の流れのように気持ちの変化が激しい星座」といわれますが、月蟹座の人にもまた、ぱっと明るくなったと思えば、急に落ち込んでしまうような気持ちのアップダウンがみられます。
さきほども言ったとおり、それは他人の感情を自分のものとして取り入れてしまうためです。
人の考えや思いが自分の感情に次々と影響を与えてくるので、心が思うように落ち着かないのです。
人との境界線を程よく引けるようになるまでは、なかなか感情が安定しないかもしれません。
感情の移り変わりが激しいことをできるだけ人にはみせたくないので、次第に感情を隠すようになることがあります。
相手が信頼できる人だと確認するまでは、秘密主義を守り、感情を秘めていることが多いでしょう。
その一方で、内にはさまざまな感情が渦巻いていますから、それを外に出したい、多くの人にみせたいという欲求も同時に抱いています。
感情の爆発をクリエイティブな方法で活かす人も多く、芸術の分野で秀でた才能をみることがあります。
また、感情がが内にこもりすぎないようにするためには、親しい人と話す時間や、日記やSNSを更新する時間、ぼんやりとする時間がとても大切です。
月蟹座の人は、満月に近くなるほど活気に満ちるように、月の満ち欠けに大きく影響されやすい傾向があります。
気分の浮き沈みをすべて自分のせいだと思わず、月の周期を気にしてみるのも良さそうです。
蟹座の月と家族
月が蟹座にある人は、家族との感情的な結びつきを大切にします。
家族との時間を大切にし、家族を最優先に考える人が多いでしょう。
蟹座は安全と安心を求める星座ですから、外部から守られた「家」を何よりも大切にします。
そのため、生まれ育った環境から離れることや、家族の元から離れる過程を、特に辛く感じることがあります。
それでも、外の世界にもあなたを大切に思ってくれる人がいることを忘れてはいけません。
月蟹座の人にとって、外の世界に自分の居場所を見つけることは大きな目標となるでしょう。
仲間をみつけることや、家庭をつくることは安心に繋がります。なにより、自分が世話をする相手がいることは、絶大な安心感をもたらします。
結婚してからは、家族を守るために最大限の努力をするでしょう。
月蟹座の人は経済観念がしっかりしていて、家計の管理も上手です。
特に不動産や財産を扱いに長けているので、資産を上手に運用できそうです。
また、両親から学んだ年中行事や土地の風習を引き継ぎ、その良さを次の世代に伝えようとするでしょう。
歴史的な価値観を守ることも、月蟹座の人のすばらしい特徴のひとつです。
思いやりと気配り
蟹座の月を持つ人は、周囲の人を気遣い、安心させる力を持っています。
蟹座は母性を象徴する星座ですから、まるで子供に優しく接するかのように、人々に愛情を注ぐことができます。
人の心を開くのが得意で、一緒にいる人は自然と心が安らぐのを感じられるでしょう。
以前話した内容や好みをよく覚えているので、プレゼントを選ぶことも得意です。
また、悩み相談や、病気の人の世話を進んで引き受けるので、人から頼られることが多いでしょう。
みんなが幸せであることを望んでいるので、助けを求めてくる人にはどんなときも手を差し伸べたいと思っています。
しかし、その優しさから、頼ってくる人や、必要以上に甘えてくる人を引き寄せることもあります。
人間関係で”保護者”のようになりすぎないよう注意が必要です。
月蟹座の人が優しいことは、周囲の人たちみんなが知っていますし、みんなもまた、月蟹座の人を助けたいと思っているはずです。
あなたのことを大切に考えてくれる人と過ごす時間を増やし、なにより自分を最優先しましょう。
おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございました。
今回は、月星座が蟹座の人の性格や魅力をご紹介しました。
月星座を読み解くうえで、ご参考になれば嬉しいです。
このサイトでは月のアスペクトについてもご紹介しているので、ぜひ合わせてご覧ください。