蟹座の月
占星術における「月」は、水のエレメントである蟹座と深いつながりがあります。
「月」は蟹座に位置することで、感情や共感、直観など「月」本来の性質が活性化されます。
蟹座の月と感情
月が蟹座にある人は、非常に敏感で繊細な感性を持っています。
わずかな変化も感じ取り、刻々と変わるその場の空気を読み取ります。
他人への共感力も高く、まるで自分のように他人の気持ちを感じ取るでしょう。
月蟹座の人は、ぱっと明るくなったと思えば、急に落ち込んだりするので、「潮の流れのように気持ちの変化が激しい星座」といわれることがあります。
それは、他人の感情を自分のものとして取り入れてしまうためです。
自分の感情に、人の考えや思いが刻々と影響を与えてくるので、心が思うように落ち着かないのです。
人との境界線を程よく引けるようになるまでは、なかなか感情が安定しないかもしれません。
それを全ての人にはみせたくないので、月蟹座の人は自分の感情を秘める傾向があります。
相手が信頼できる人だと確認するまでは、秘密主義を守り、自分の本当の姿を明らかにはしないでしょう。
その一方で、実際には内に秘めた感情を多くの人に伝えたいという欲求を抱いています。
親しい人とじっくり話したり、思っていることを書いてみたり、なるべく感情を表現すると良いでしょう。
また、クリエイティブな才能にも恵まれているので、感情を芸術の形で表現することもあります。
芸術は心の傷を癒す手段となり得ます。
蟹座は経験を感情とともに深く刻み込む星座であり、この経験と感情を芸術に取り入れることで、優れた芸術性を発揮するでしょう。
また、月蟹座の人は、月の満ち欠けに大きく影響されやすい傾向があります。
満月の時期には活気に満ち、生き生きとした気分になることが多いでしょう。
蟹座の月と家族
月が蟹座にある人は、家族との感情的な結びつきを大切にします。
家族の健康や安全を気遣い、積極的にサポートしようとするでしょう。
家族との時間を優先し、家族を最も大切に考える人が多いです。
蟹座は安全と安心を求める星座ですから、「家」という外部から守られた空間を何よりも大切にします。
そのため、生まれ育った環境から離れることや、家族の元から離れる過程を、特に辛く感じることがあります。
しかし、外の世界にもあなたを大切に思ってくれる人がいることを忘れてはいけません。
月蟹座の人にとって、新しい家族や信頼出来る仲間、そして自分の居場所を見つけることは大きな目標になるでしょう。
周囲に支えられることや、自分が世話をする相手がいることは、絶大な安心感をもたらします。
結婚してからは、家族を守るために最大限の努力をするでしょう。
月蟹座の人は経済観念がしっかりしていて、家計の管理も上手です。
特に不動産や財産を扱いに長けていて、リスクの少ない運用を上手にできそうです。
また、両親から学んだ年中行事や、土地の風習を大事にする人も多いでしょう。
歴史的な価値観を守ることも、月蟹座の人のすばらしい特徴のひとつです。
思いやりと気配り
蟹座の月を持つ人の魅力は、周囲の人々を安心させる力と気遣う優しさです。
蟹座は母性を象徴する星座ですから、まるで子供に優しく接するかのように、人々に愛情を注ぐことができます。
人の心を開くことに長けているので、周りの人たちはあなたと過ごすことで心が安らぐでしょう。
悩み相談や、体調を崩している人の世話をすることが自然とできる人です。
また、相手の話した内容や好みをよく覚えているので、ぴったりのプレゼントを選ぶことが得意です。
周囲の人々が幸せであることを望み、誰にでも手を差し伸べてあげたいと思うでしょう。
一方で、助けたいという思いが強いため、頼ってくる人や、必要以上に甘えてくる人を引き寄せる傾向があります。
人間関係で”保護者のような”役割をしすぎないように注意しましょう。
あなたのことを考えて、欲しいものがなにか考えてくれる人と過ごす時間が大切です。
自分自身を最優先するのをいつも忘れないようにしましょう。