牡牛座の月
月星座は、私たちの内面や、安心を感じるために必要なものを表します。
牡牛座は安心や快適な生活を好む星座ですから、月は牡牛座にいるととても良い気分になります。
これを占星術では「高揚」といいます。
牡牛座にいることで月のエネルギーが強くなる、非常に幸運な配置です。
上質な暮らし
牡牛座は、物やお金との特別な関係を表します。
牡牛座は「物質」を表す、地のサインに分けられます。
さらに、固定宮という「物事が安定して続く」というグループに所属しています。
このことから、牡牛座は「物質」が「安定」してあり続ける性質を表す星座だということがわかるでしょう。
占星術で月は、「心の状態」を表すものですから、出生図で月が牡牛座にある人は、当然ながら安定した生活を望みます。
良質な物に囲まれ、毎日が穏やかに続くよう働きかけるでしょう。
そして、それらを引き寄せる力がとても強いのです。
アスペクトにもよりますが、生まれてからお金の不自由を感じたことがない人も多いでしょう。
裕福な暮らしをしている人に多い配置です。
もともと、良い物を見極めたり、資産を上手に運用したりするのが得意な人です。
いつも贅沢するというわけではなく、本当に欲しいものだけを見極めようとします。
審美眼に優れているので、最高の物が見つかったときだけは費用は惜しみません。
親しい人たちと、楽しい時間を分かち合うことも大切にします。
相手の話を聞いたり、プレゼントをあげたりするなど、相手のためにしてあげられることをたくさん思いつくでしょう。
一緒に楽しんだり、共有することで、更に良いエネルギーが循環します。
上品な魅力
月はもともと変わりやすい性質の天体ですが、「固定宮」である牡牛座は月を不動で安定感のあるものにします。
その影響もあり、月が牡牛座にある人は、穏やかで、落ち着いた印象がみられます。
上品な雰囲気があり、洗練された魅力のある人です。
柔らかく綺麗な声をしている人も多いでしょう。
社交的な性格で、その場を明るい雰囲気にすることが得意です。
特に、落ち込んでいる人や、心を閉ざしている人をみると、安心させてあげたい気持ちが強く働きます。
そばに寄り添い、相手が心を開くまで時間をたっぷり使うでしょう。
その反面、実は恥ずかしがり屋なので、自分の気持ちを簡単には打ち明けられません。
抱えている問題を誰かに相談するよりも、できるだけ自分で解決しようとするかもしれません。
牡牛座は溜め込む性質があるので、感情や問題に埋もれてしまうとエネルギーが不活発になります。
ですから、時には自分の話を聞いてもらい、親しい人に甘えてみましょう。
本音を語れるごく僅かな人との関係はとても長く続くことが多いです。
親しい人たちには、常に誠実な態度で接しますし、できるだけ力になろうとします。
特に、その人たちが危ない目に遭わないように、アドバイスすることは自分の責任だと思っています。
良いアドバイスが出来たときは、特別な充実感があるでしょう。
自立心が強い
月が牡牛座にある人は、自立心が強く、自分の生活に責任を持っています。
安全に気を配り、経済的な安定を求めるでしょう。
そのために、仕事はきちんと責任を持ってこなします。
ルーティンワークを好み、ハードワークをこなす努力家です。
芸術面にも才能がありますが、ビジネスの場でも素晴らしい能力を発揮出来るでしょう。
成功へまでの道を頭に描き、目標に向かって計画的に働くことが得意です。
トラブルが起こっても冷静に判断することができるので、周囲からの信頼も厚いでしょう。
キャリアの中でもトップの地位に到達できるポテンシャルがある人です。
その分、働き過ぎには注意しなくてはいけません。
牡牛座の月生まれの人は、嫌なことを忘れたり、怒りの気持ちを捨てたりするような、気持ちの切り替えがやや苦手です。
自分の感情も、周囲の人の感情すらも、「感情」に関わることは、月牡牛座にとって重たいものであり、整理する時間がなくてはいけません。
それなので、休むときにはしっかり休みましょう。
美味しいものを食べたり、好きなものを買ったりするような、日常のご褒美をたくさん作ると良さそうです。
