1ハウスに「土星」がある人の性格は?

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土星のあるハウス

出生図の土星はそのハウスに対しての不安恐れを強調することで、それらを結果として克服させようとする働きがあります。

土星の入るハウスは、そのハウスのテーマをゆっくりと育てていくことになります。

時間と努力を費やし、そのハウスから生じるさまざまな問題を乗り越えます。

そしてゆくゆくは、そのハウスのテーマに対して確固たる自信を身につけます。

1ハウスの土星

それでは土星が強調する、1ハウスの恐れや不安とはどんなことでしょう?

1ハウスは自分自身をテーマとするハウスです。

1ハウスの土星は、自分らしくいられないことに対する不安を強調します。

そして、独特の個性や、自分のカリスマ的なイメージを世界に表したいという、強い願望を持ちます。

幼少期からの訓練

まずは1ハウス土星の人の幼少期からみていきましょう。

この星の配置では、しばしば過酷な幼少期を過ごすといわれています。

厳しく育てられたり、早くから自立しなければならなかったり、厳しい環境に置かれることが多いのです。

環境のせいで、子供らしさが押し殺され、大人のように振る舞わなければならないことがあります。

その時期は精神的にも負担がかかり、不安に苛まれたり、身近な人にも心を開けなかったりと、厳しい状況が続きます。

厳しい環境の中にあっても、1ハウス土星の人は、努力によって、自分を完璧に律する方法を学びます。

土星は厳しい先生だと表されますが、土星による試練に耐えることで、どんなときでも自分の人生をコントロールできるようになります。

その結果、誰からみてもしっかりした大人となり、第一印象で相手に信頼感を与える人となります

「優秀さ」漂うオーラは長年の努力によるもので、それによって一生恩恵を受けられるでしょう。

大変な幼少期を過ごした分、人生の土台を見事につくりあげました。

自分らしさ

早くから自分を律する方法を学びましたが、今度は別の問題が出てきます。

自分をさらけ出したいのに、今まで作り上げた自己イメージに縛られ窮屈に感じることです。

ここまで一生懸命、自分を律してきましたが、その分、「自分らしくある」こととは遠ざかった気がします。

ここで、1ハウス土星の人はさらに一歩踏み出して、自分の決めた道を進みます。

1ハウス土星の人は、とても自制心が強く、成功のために絶えず努力し続けます。

やってみたかったことに思い切って挑戦したり、大きな目標を立てたりすると、驚くべき速さで成長することがわかるでしょう。

そうすると、幼少期と比べてずっと自尊心が高まり、自分を正しく評価できるようになります。

完璧に振る舞おうとしなくても、その頃には所作が身についていて、自然体でいてもみんなから愛されることに気がつきます。

独自の世界観や、非凡な発想など、個性的な面を少しずつみせられるようになるでしょう。

やや近寄りがたい印象を持たれていた人も、笑顔やリラックスした姿をみせるたびに、元のイメージが溶けていくのが感じられそうです。

サターンリターン

1ハウス土星の人は、人生をとても真剣に考えるので、その分心配事も多いです。

それでも、なるべく焦らないように心の平穏を保ちましょう。

サターンリターンを迎えた頃(20代の終わり頃)から、物事は良い方向へ向かい始めます。

その頃から、孤独感が和らぎ、人間関係も良くなっていくのを感じられるでしょう。

生まれ持った資質を十分に活かすための選択肢も増えていきます。

内に隠していた個性を発揮できるようになったり、壮大な計画を実行に移したりすることに、以前よりも不安がなくなっているはずです。

1ハウスの土星は試練を与える分、人生を成功に導く強力な配置だということを、忘れないでください。

土台をしっかりと築いてきたからこそ、大きく花咲きます。

おわりに

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

今回は1ハウスに土星が入る配置について解説しました。

1ハウスの土星を読み解くヒントになれば嬉しいです。

このサイトでは、アスペクトについてもご紹介しているので、ぜひ土星のアスペクトも合わせてご覧ください。

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