太陽と土星のアスペクト
自分を表す「太陽」と制限を表す「土星」のアスペクトです。
どのメジャーアスペクトも、真面目でストイックな性格を表します。
コンジャンクション、スクエア、オポジションのいずれかのアスペクトがある人は、父親との関係で悩む人傾向にあります。
父親の存在が子供時代に大きく影響し、早く自立しなければならなかった子供時代を過ごした人に多くみられます。
太陽と土星 0度(コンジャンクション)
2つの天体がホロスコープ上でぴったり重なる状態をコンジャンクション(合)と呼びます。
自己を表す「太陽」に、課題を与える「土星」が重なっています。
幼少期に、制限のある環境で育った人に多いアスペクトです。
厳しくしつけられたり、遊ぶことを過度に制限されたことで、親にうまく甘えられずに、年齢よりも早く大人になろうとした人に多くみられます。
幼少期に受けた経験から、いつも自分を厳しく見張る目を持っています。
甘えを許さず、自分はこれぐらいのことができて当然という、高い基準を持っています。
責任感の強さの表れではあるものの、時に無視をしすぎることが心配です。
このアスペクトの人がどんなに急成長を望んでも、土星はゆっくりと、それでも着実に成長する天体です。
すぐに結果がでないというだけで、自分に誤った評価を与えず、自身の成功を長い目で見守りましょう。
努力家で並外れた集中力に恵まれることから、社会的に成功する可能性を大いに持っています。
人から注目されるのが苦手ですが、あるときスポットライトを克服するような体験をする人も多いようです。
時間がかかっても、着実に成功を収める力を持っています。
年齢を重ねるにつれてどんどん楽になり、得るものが多いアスペクトです。
太陽と土星 120度(トライン)
自己を表す「太陽」と制限する「土星」が調和の取れた角度で結ばれています。
このアスペクトを持つ人は、働き者で忍耐強い性格です。
とても努力家なので、ゆっくりでも着実に社会で成功していける力があるでしょう。
経営や法律、金融、コンサルなど幅広い分野に適性があります。
とくに目上の人や上司から可愛がられるでしょう。
相手が上司であっても、自分の意見をはっきりと主張できるので、チームの中でも信頼を集めます。
人生に近道はないことを幼い頃から悟っているので、常に努力を惜しみません。
大きな目標のためなら、自分を厳しく律することができるでしょう。
人生を歩む上で、心から信頼出来る誠実なパートナーを求めます。
相手のために尽くすことのできる人なので、ひとりの人を生涯大切にすることができるでしょう。
太陽と土星 90度(スクエア)
天体同士が90度の角度に位置すると、緊張感のある関係になります。
自分自身を表す「太陽」が、制限を意味する「土星」に刺激される関係になります。
太陽と土星のスクエアを持つ人は、子供の頃に「自分ばかりが我慢している」と感じることが多いかもしれません。
自分の意思を無視されるような経験をしたせいで、誰も助けてくれないと思うこともあるでしょう。
しかし、どんなに仲の良い関係でも、誰かが自分の人生の責任を取ってくれることはありません。
このアスペクトの人はそれを早い段階で学びます。
だからこそ、自分の選択に責任を持ち、自分の成長のために努力する覚悟を早くから決めるでしょう。
土星は「試練の星」というだけあって、苦しいこともありますが、克服することで大きく人生が開けます。
人に合わせる生き方をやめることで、人間関係が楽になり、自信が生まれます。
誰かの目を気にしなくても、自分のやりたいことに集中できるでしょう。
権力を嫌う傾向にあるので、組織に入らずに独自の道を進むかもしれません。
若いうちはなにかと制限がありますが、年齢を重ねるにつれて楽になり、苦労した分の恩恵を得られるでしょう。
太陽と土星 180度(オポジション)
天体同士が180度で、向き合うように位置するアスペクトがオポジションです。
制限を表す「土星」が自分自身を表す「太陽」を常に見張っているので、このアスペクトの人は、非常にストイックで真面目な人です。
どんなことをするにも高い基準を設け、それらを満たすまで満足しない人です。
自分のことも人のことも厳しい目で見張っています。
そのせいで、挑戦することに対して過度に心配してしまう傾向があります。
実力をアピールしたいにも関わらず、もし失敗したら、評価されなかったらと、不安はつきません。
どんなに頑張っても、準備が不十分な気さえして、期待に応えられないと心配になることもあるでしょう。
このアスペクトの人はまず、自分に対してどれだけ厳しい目を向けているかに気がつく必要があります。
自尊心を高め、自分への評価を(良い方へ)改めることで、状況が改善していくのを感じられるでしょう。
時には、周囲の人の楽観的な考え方を教えてもらったり、アドバイスを受けたりするのも良さそうです。
ちょっとしたミスや挫折は、本人が思っているほど大きいことではありません。
オポジションのアスペクトによって幼少期から鍛えられてきた分、とても努力家で、忍耐強い性格です。
周りの評価は自ずと上がっていきますし、必ずチャンスがやってきます。
自分に寛容になることで、生まれ持った才能や実力を発揮できるようになるでしょう。