ホロスコープの読み方ステップ③【アセンダント編】

前回に続いて、ホロスコープの読み方をご紹介します。

今回は、ホロスコープの中で「アセンダント」がどの星座に位置するかを調べてみましょう。

このサイトでは、ホロスコープの読み方の最初のステップについて解説していますので、ぜひステップ①からご覧ください。

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アセンダント

アセンダントは、天体の仲間ではありません。

これは、あなたが生まれた瞬間に東の地平線に昇っていた星座(正確にはその星座の度数)を示すものです。

ホロスコープをみると、自分のアセンダントがどの星座に位置しているか簡単にわかります。

占星術において、アセンダントは「太陽」と「月」と並ぶ重要な要素とされています。

 

アセンダントからわかること

それでは、アセンダントの星座からどんなことがわかるでしょうか。

アセンダントは、わたしたちが人に対してみせる「よそ行きの顔」をあらわします。

たとえば、新しい人と会うときには、普段よりも少し良い印象を与えようとする瞬間があるかもしれません。

緊張していないかのように堂々と振る舞う人もいれば、声のトーンを落として控えめに振る舞う人もいます。

親しみやすい印象、仕事ができそうな印象などなど、それぞれがみせたい印象は様々です。

そのような「よそ行きの顔」は、アセンダントの星座にあらわれています。

多くの場合、わたしたちはアセンダントの特性を無意識に表現しています。

初対面の人が最初に感じるのは、おそらく(あなたの雰囲気や外見の特徴など)「アセンダントによるあなた」です。

そのため、アセンダントは他人が最初に抱く「第一印象」形作るといわれています。

先ほども触れたように、アセンダントは無意識に使うものなので、アセンダント星座の特徴がピンの来ない人もいるかもしれません。

意識的に使うのが太陽星座(理想の自分)
リラックスしているときにあらわれるのが月星座(より本質的な自分)
無意識に人にみせているのがアセンダント星座(よそ行きの自分)

太陽、月、そしてアセンダントの違いをこのように覚えると良いかもしれません。

それでは、さっそくホロスコープからアセンダントの星座を調べてみましょう。

 

ホロスコープからアセンダントを調べる

「アセンダント」を知るためには、正確な出生時刻が必要です。

生まれた時間と場所を正しく入力して、ホロスコープを作成しましょう。

 

ホロスコープからアセンダントのシンボルを探す

出生図(誕生日のホロスコープ)から、アセンダントを探してみましょう。

アセンダントは「ASC」や「AC」と表記されています。

アセンダントがどの星座に位置しているのか下記の「星座のシンボル」と照らし合わせてみましょう。

それでは、時間を10:00、場所を東京に設定して、今日(2023年9月4日現在)のホロスコープを作成しました。

 

アセンダントを示す、ACが蠍座にあるので、このホロスコープではアセンダントが「蠍座」だということがわかります。

 

アセンダント星座がわかったら

自分の出生図で「アセンダント」が何座にあるかわかったら、それぞれのアセンダント星座の特徴をみていきましょう。

アセンダント星座ごとの詳しい特徴については、アセンダントのカテゴリーをご覧ください。

また、以下のページではアセンダント関するさらなる詳しい解説がありますので、ぜひ合わせてご覧ください。

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アセンダントは、自分や他人との関係を理解するための鍵です。

他人があなたをどうみているのかや、あなたが新しい状況にどう反応するかなど、あなたと他人の関係性に大きな影響を与えています。

アセンダントを深く理解することで、自分自身についても新たな発見を得られるでしょう

おわりに

ここまで読んでいただきありがとうございました。

「ホロスコープの読み方ステップ①」から読んでくださった方は、これでホロスコープを読むために必要な”3つのポイント”をクリアしました。

今後はさらに踏み込んで、ホロスコープを理解していきましょう。